2,3日前より麻生副総理の「ナチスによる憲法改正の手口をまねたらどうか」という発言が国際的な非難の嵐に晒され、麻生氏も「発言の趣旨は全く違う」という言い訳や発言の一部撤回を余儀なくされた。ただ、麻生氏発言の詳細を報じる
朝日新聞の記事を見る限り、非難は誤解によるものではないと思う。何故、橋下氏は敢えて麻生氏の問題発言を擁護するようなこと言うのか私には全くわからない。
発言の趣旨は、1)民主的に選ばれナチス党員が議会の多数を占め、ヒトラーが政権をとった;2)ナチスは静かに民衆が殆ど気が付かない内に憲法を改めて居た;3)自民党は数十人で議論して案を創ったのだから、マスコミは騒ぎを大きくしないで欲しい。静かにしていれば、自民党案が通る可能性がたかい;ということである。ナチスの手口とは、「マスコミを静かにさせて、憲法を気づかないように通す」ということである。それに学ぶべきだと言ったのであり、言語道断の発言である。一旦口から出た発言は取り消すことは不可能である。麻生氏は国会議員を止めるべきである。
橋下氏は二重の意味で間違いを犯している。それは、麻生発言を橋下氏は「憲法改正論議を心してやらなければいけないというのが(発言の)趣旨だったのではないか」と擁護したこと。 そして、ナチスという言葉が出て来た時には、神経を十分に使って対応しなければ政治家の資格がないのに、それが出来なかったことである。この後者のまちがいは、彼が、数ヶ月前に”風俗”という言葉を軽々しく使って痛い目にあったことから何も学んでいないことを示している。橋下氏は麻生発言に対して、「(前後の文脈から)ナチスドイツを正当化した発言では決してない。国語力があれば、すぐ分かる」と述べた。私は国語にはあまり自身はないが、上記麻生氏の発言の詳細を見て、日本語に自信のある方の発言とは思えなかった。その麻生発言を国語力で、橋下氏のように読み取るというのは、神通力か何かが足りないというのなら納得もするが、国語力が無いと言われるのは極めて心外である。
麻生氏と橋下氏では何もかも違う対極に存在する政治家である。麻生氏は貴族的な生まれであり、それが現在の自分の人格に深く影響していることなど気にも留めていない。その結果、私のような庶民には、愚民政治と民主政治の区別が出来ていないレベルの政治家に見えてしまう。一方、橋下氏は一般庶民の出身である。大阪府知事として辣腕を振るい、財政再建を成功させた優秀なる政治家の筈である。何れ政界を近い内に去る筈の人を、わざわざ擁護するほど焦っているのだろうかと思う。憲法は確かに異常なものであり、独立国ならば国防軍を持つことは国際的常識であると思う。しかし、残念ながら、未だに過去の戦争を消化吸収して、未来への礎を創るレベルに日本国は達していないと思う。(過去のブログ参照)
最後にひと言麻生発言の中で気になる部分があるので言及する。「靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。」(前出朝日記事)と仰る。何故、靖国神社が問題になっているのか?何故昭和天皇が例の合祀以後参拝されなくなったか?靖国に祀られた旧軍人達は、国家のためではなく日本民族の為に命を投げ出してくれたのではないのか?そんなこと、麻生氏は考えたことあるのかと疑ってしまう。日本国家と日本民族は同一ではない。日本民族が生き残る為には、日本国家は必要不可欠である。だからと言って、簡単に日本国家と日本民族を同一視してしまうレベルの方は、早々に国会から去ってもらいたいと思う。但し、民主的選挙の結果としてです。
朝日新聞の記事を見る限り、非難は誤解によるものではないと思う。何故、橋下氏は敢えて麻生氏の問題発言を擁護するようなこと言うのか私には全くわからない。
発言の趣旨は、1)民主的に選ばれナチス党員が議会の多数を占め、ヒトラーが政権をとった;2)ナチスは静かに民衆が殆ど気が付かない内に憲法を改めて居た;3)自民党は数十人で議論して案を創ったのだから、マスコミは騒ぎを大きくしないで欲しい。静かにしていれば、自民党案が通る可能性がたかい;ということである。ナチスの手口とは、「マスコミを静かにさせて、憲法を気づかないように通す」ということである。それに学ぶべきだと言ったのであり、言語道断の発言である。一旦口から出た発言は取り消すことは不可能である。麻生氏は国会議員を止めるべきである。
橋下氏は二重の意味で間違いを犯している。それは、麻生発言を橋下氏は「憲法改正論議を心してやらなければいけないというのが(発言の)趣旨だったのではないか」と擁護したこと。 そして、ナチスという言葉が出て来た時には、神経を十分に使って対応しなければ政治家の資格がないのに、それが出来なかったことである。この後者のまちがいは、彼が、数ヶ月前に”風俗”という言葉を軽々しく使って痛い目にあったことから何も学んでいないことを示している。橋下氏は麻生発言に対して、「(前後の文脈から)ナチスドイツを正当化した発言では決してない。国語力があれば、すぐ分かる」と述べた。私は国語にはあまり自身はないが、上記麻生氏の発言の詳細を見て、日本語に自信のある方の発言とは思えなかった。その麻生発言を国語力で、橋下氏のように読み取るというのは、神通力か何かが足りないというのなら納得もするが、国語力が無いと言われるのは極めて心外である。
麻生氏と橋下氏では何もかも違う対極に存在する政治家である。麻生氏は貴族的な生まれであり、それが現在の自分の人格に深く影響していることなど気にも留めていない。その結果、私のような庶民には、愚民政治と民主政治の区別が出来ていないレベルの政治家に見えてしまう。一方、橋下氏は一般庶民の出身である。大阪府知事として辣腕を振るい、財政再建を成功させた優秀なる政治家の筈である。何れ政界を近い内に去る筈の人を、わざわざ擁護するほど焦っているのだろうかと思う。憲法は確かに異常なものであり、独立国ならば国防軍を持つことは国際的常識であると思う。しかし、残念ながら、未だに過去の戦争を消化吸収して、未来への礎を創るレベルに日本国は達していないと思う。(過去のブログ参照)
最後にひと言麻生発言の中で気になる部分があるので言及する。「靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。」(前出朝日記事)と仰る。何故、靖国神社が問題になっているのか?何故昭和天皇が例の合祀以後参拝されなくなったか?靖国に祀られた旧軍人達は、国家のためではなく日本民族の為に命を投げ出してくれたのではないのか?そんなこと、麻生氏は考えたことあるのかと疑ってしまう。日本国家と日本民族は同一ではない。日本民族が生き残る為には、日本国家は必要不可欠である。だからと言って、簡単に日本国家と日本民族を同一視してしまうレベルの方は、早々に国会から去ってもらいたいと思う。但し、民主的選挙の結果としてです。