北朝鮮は自国の安全を保障するために、核ミサイルの開発をしている。中国はそれを黙認しており、今が最後のチャンスであるとの判断である。北朝鮮は中国から四半世紀遅れていると考えれば良い。核ミサイル開発後は、中国を見習って共産党指導下で資本主義的経済体制をとるだろう。新体制への脱皮後は、国際社会へデビューして紳士として振る舞わなくてはならない。その後では、核武装は出来ないのである。そして、核兵器保持と非保持の差は、中国の陰におびえる日本を見れば明らかである。差し当たり、敵国役である米国も、紳士的に脱皮した北朝鮮を受け入れてくれるだろう。当然中国はその際の橋渡し役をやってくれる。その後、心配なのは米国よりそれまでの親分中国であるが、核武装後は大きな干渉はできないだろう。米国のルーズベルトさんが、ビッグスティックポリシー(Big stick policy)として教えた通り、紳士的に日本国と講和条約を結び、3割増し位の賠償金を受け取る。それを元手に経済発展に励めば、国民一人あたりのGDPは直ぐ中国のそれを追い越すだろう。北朝鮮国民はその時、指導部を心から支持するだろう。それに比べて、日本国は可哀想である。核兵器や軍隊のない東アジアのイスラエル役という悲劇の主人公を演じる予定だからである。なにせ、頭の中の”霞ヶ関”とかいう部位に、親米(努力しないで飯を食おうと考える利己主義者)と親中(ハニートラップされた者)のウジ虫が住みついていて、まともに思考すら出来ないらしい。ーー北朝鮮幹部はそのように考えているだろう。(因に、私は純日本人です。)