このレベルの人が次回選挙で第一党になるかも知れない政党の党首であることが、たいへん残念である。戦後レジームの回復などというけれども、何故いままで自分が所属する自民党がなし得なかったのかという事の分析と、自分なら何故それが出来るのかという論理的説明とその具体的方法論を公表しないで、誰が信用するのか?隣国や米国との摩擦がそもそも念頭にないのでは無いかと不安になる。この人なら、準備や戦略もなしに、直線的に進み、この国が大きなトラブルに巻き込まれる様な気がする。政治は多くの要因が絡んだ複雑な問題を、それらの間の相互作用の観察・分析により解いていかねばならない。例えば、領土問題と経済問題といった異質な問題が日中の間に存在し、両方を同時に米国との関係も考えながら解決しなければならない。その難問と同時に、この国の20年間にわたる経済停滞を克服しなければならない。20年間、何故このように泥沼の中にはまったような状況になったか?の分析と、その解決に過去の自民党首脳が努力したのかしなかったのか、努力したとして、何を行ったか、どのような効果があったか無かったかの分析を明らかにしなければならない。そのような地道な努力も無しに、いきなり一部の経済屋の口車に乗って、負の金利とか多量の建設国債を発行してそれを日銀に押し付けるなどと、軽々しく発言する。この人に知性は感じられない。
私は、この国の不景気は、国民が将来への不安を強く持っていること、つまり年金や財政などの将来を信用していないこと、つまり政治不信が根本にあると思う。そして、多量の円が個人の貯蓄として銀行等にたまり、それが国内の企業や海外への投資などに向かわないで、円高の原因を作っている。一方、銀行は企業への投資という(リスクを伴う)本来の仕事をしないで、安易に国債で利潤をあげることで満足している状態にある。つまり、細胞に糖分がとどかなくて、循環器系に高濃度に滞留するという糖尿病的症状なのだ。そして細胞(中小を含む企業)は糖分(投資資金)を欲しながら得られず、血管壁や網膜(銀行と企業の関係)がぼろぼろになって行くのである。こんな状態で、ゼネコンだけに金を分配しても、隅々まで流れて企業が元気になるだろうか?確実なことは、ハイパーインフレになり、国民の必死に貯めた金融資産がゼロになるということである。よりまともな方法は、小さな政府の実現と財政の健全化、政府首脳への信頼感の回復、それらによる国民への将来の不安からの解放である。財布のひもを緩めるのは安心感だと思う。
歴史的な視点でみると、要するにこの円高不況は、企業の国際競争力の強かった時代にたまった外貨が日本円の形で銀行などに積まれて、海外に還流しないのが原因ではないのか?その円高圧力が日本の企業を弱くして、たまった外貨を元に戻そうとしているのではないのか?その理解が無いと、ソフトランディングできないと思う。小泉ー竹中路線が、実は正しかったのではないのか?現在、そこから郵政の再国有化やら大きな政府路線やらで、より深刻な状況を作ってしまった。先ず、政府首脳がこれらのことを総括して、国民に説明をしっかりすべきである。
そして、現在の若い失業者が町にあふれて、何もしないで政府系外郭団体で多額の給与を得ている人がいるという状態から、国民一人一人がその能力を十分発揮して仕事をし、将来を信じて消費や投資をするという形を回復しなければならないのである。つまり、ニューディール政策のようなマクロの政策よりも(金融の国際化など自由化は大切)、ミクロな生命力の回復が大切だと考える。安易に建設国債発行などで回復出来ると考えのは間違いだとおもう。
もっと緻密な頭脳を持った方が国のトップになるべきだと思う。橋下さんの方が遥かに優れた視点を持っておられる。また、自民党内では、幹事長の方が遥かに論理的発言をされている。
(これは理系人間の意見ですので、専門に近い文系の方の議論を希望します。)
私は、この国の不景気は、国民が将来への不安を強く持っていること、つまり年金や財政などの将来を信用していないこと、つまり政治不信が根本にあると思う。そして、多量の円が個人の貯蓄として銀行等にたまり、それが国内の企業や海外への投資などに向かわないで、円高の原因を作っている。一方、銀行は企業への投資という(リスクを伴う)本来の仕事をしないで、安易に国債で利潤をあげることで満足している状態にある。つまり、細胞に糖分がとどかなくて、循環器系に高濃度に滞留するという糖尿病的症状なのだ。そして細胞(中小を含む企業)は糖分(投資資金)を欲しながら得られず、血管壁や網膜(銀行と企業の関係)がぼろぼろになって行くのである。こんな状態で、ゼネコンだけに金を分配しても、隅々まで流れて企業が元気になるだろうか?確実なことは、ハイパーインフレになり、国民の必死に貯めた金融資産がゼロになるということである。よりまともな方法は、小さな政府の実現と財政の健全化、政府首脳への信頼感の回復、それらによる国民への将来の不安からの解放である。財布のひもを緩めるのは安心感だと思う。
歴史的な視点でみると、要するにこの円高不況は、企業の国際競争力の強かった時代にたまった外貨が日本円の形で銀行などに積まれて、海外に還流しないのが原因ではないのか?その円高圧力が日本の企業を弱くして、たまった外貨を元に戻そうとしているのではないのか?その理解が無いと、ソフトランディングできないと思う。小泉ー竹中路線が、実は正しかったのではないのか?現在、そこから郵政の再国有化やら大きな政府路線やらで、より深刻な状況を作ってしまった。先ず、政府首脳がこれらのことを総括して、国民に説明をしっかりすべきである。
そして、現在の若い失業者が町にあふれて、何もしないで政府系外郭団体で多額の給与を得ている人がいるという状態から、国民一人一人がその能力を十分発揮して仕事をし、将来を信じて消費や投資をするという形を回復しなければならないのである。つまり、ニューディール政策のようなマクロの政策よりも(金融の国際化など自由化は大切)、ミクロな生命力の回復が大切だと考える。安易に建設国債発行などで回復出来ると考えのは間違いだとおもう。
もっと緻密な頭脳を持った方が国のトップになるべきだと思う。橋下さんの方が遥かに優れた視点を持っておられる。また、自民党内では、幹事長の方が遥かに論理的発言をされている。
(これは理系人間の意見ですので、専門に近い文系の方の議論を希望します。)