Rios of Mercedes
ローパーブーツ ①
私 自分がめんどくさがりな性格なのはよく知っていたので
いつかこんなことになってしまうんじゃないか?と常日頃思っていたが、
ついにその日が来てしまった。
ブーツ履くのがめんどくさくなった。
履く時靴紐締めるのがめんどくさい。
脱ぐ時靴紐解くのめんどくさい。
もっとシュパッって履きたい。
シュパッって脱ぎたい。
とはいえブーツ履きたいという気持ちだけは折れなかったので
それならエンジニアブーツみたいなプルオンタイプなんてどうでしょう?
いいじゃん!採用!
が、探してもしっくりくるのがなかなか見つからない。
やはりサイズ感がシビアだ。
だんだん数ある靴の中から好みのものを見つけ出すのがムリゲーっぽく感じたので
カスタムオーダーで自分の好みを落とし込む事にした。
以前はホワイツブーツでカスタムした事があったが今回欲しいのはプルオンブーツ。
ホワイツのプルオンタイプはノマドのみになる。
ノマドはセミドレスやスモークジャンパーみたいなレースアップと比べて
選べる革やいじれる箇所が少なめでストック品を買うのとさほど変わらない。
そのストック品がしっくりこなかったので今回は見送る事にした。
そこでオーダーの候補になったのが今回のリオスオブメルセデス。
ウエスタンブーツの印象が強いが
作る靴に明確なモデル名や型式はなく
基本オーダーを受けてからひとつづつ制作する所。
極力シンプルに仕上げればなんか普通って感じの靴にもできるんじゃない?
ワークブーツだってできちゃうんじゃない?
そういえばエンジニアブーツとかも作ってなかったっけか?
ブランドの「らしさ」は無視して
カラフルなレザーもエキゾチックレザーも使わず
あたりさわりのない地味な感じでオーダーを試みる。
しかし いざオーダーとなると
そもそもリオスを取り扱っているお店など私の住む田舎には当然なく、
ショップに遠出して予備知識なしに いきなり飛び込みでオーダーする勇気はなく、
とはいえ何回もショップに通うのは それこそめんどくさい。
そこでお試しとして手に入れたのがこちらの中古品。
これをベースにどこをどうしたいか考える事にする。
…はずだったのだが
なんか手に入れたら満足してしまった。
トゥはウエスタンみたいにとんがってなく
かかとも低いローパー仕様。
おまけに私の好きなダブルステッチ。ピッチが細かくてなんか新鮮。
ちょっと派手かな?と気になったシャフトの刺繍部分はブーツインでもしなければ他人はおろか自分にも見えない。
しかし実に丁寧な仕事っぷり。何列縫ってんだこれ?
全体的にデザインはけっこう希望通りじゃないか?
ま、しばらくはこれでいっか。
しかし普通に履くと決めた以上
ちょっとかわいそうな状態なので
めずらしく手入れなどやってみる。内側もキレイにしたいし。
この季節はよく濡れる。
ブーツアウトで履くので裾の内側を汚さないように
色のついたケア用品は使わない方がいい気がした。
また鑑定できる眼がなく、判別がつかないので
刺繍糸が木綿糸だった場合を考え、マスタングペーストのような動物性脂肪のケア用品も使わない方がいいだろう。
たぶん酸化して刺繍が黄色っぽくなる。その後の強度も不安だ。
以上を踏まえ行った手入れの手順は
①まず台所用洗剤入れた水につけ置き洗い。
②すすぎ後乾いたら内側はさらにアルコール除菌。
③外側は仕事用の革靴に使っているタピールを使用。
ピッカピカにするとTheウエスタン!って感じになりそうなので
レーダーフレーゲではなくレーダーオイルの方を
いっその事オイルドレザーにでもなってしまえ くらいのつもりで多めに使用する。
その後オイル抜けを防ぐためにラナパーで全体を蓋。
目指すイメージはレッドウィングのペコスブーツ。
手入れの過程の写真も撮っときゃよかった。
特にソーク後の水ね。エグい。
そして結果がこれ↓
当初の状態は革が乾ききっていたのでオイルアップで色が濃くなるのは予想通り。
及第点だとは思いたい。
刺繍の入った靴の手入れなど人生初なので
手入れの方法がイマイチわからない。
やり方本当にこれでよかったのか??
もしウエスタンブーツ好きな方をドン引きさせていたらごめんなさいだ。
…しかしハイトのあるブーツは面積が広くて
手入れがめんどくさい事がわかった。
たぶん私はハイトがもっと低い方がいいな。
ホワイツがしっくりこなかった理由もこれ。
ノマドはハイトが10インチか12インチしか選べない。
割とロングですぞ。手入れ絶対サボりますぞ。
結局カスタムオーダーはウエスコでやった。
そもそもプルオンタイプでカスタムって言ったら最初に思いついたのはここだった。
リオスオブメルセデスに関しては
そもそもこの手のブーツは今まで履いた事がなく
経年でどうなるのかは未知の世界である。
仮にオーダーするにしても
今回のブーツをしばらく履いてから判断したい。
カスタム品が届くのは数か月先。
それまでの間はこのリオスを履いて
自分の好みについてじっくり考えてみる事にする。
どうなるかは1年後に。
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ひとつ懸念があって
今回のブツのソールはなぜかほぼ新品に近い状態。
上の状態からみるにけっこう履いて、ソール交換して、んでその後古着屋に売った?
どういう状況だったのだろう?
接地やバランスに問題はなさそうなのだが
履き心地がオリジナルとは違うのだろうか?
それでイヤになって手放したとか?
お試しとしてもう一足オリジナルのソールのままのやつ探してみるのもいいかもしれぬ。
…沼ってきたなぁ。









