



いつも献立の参考にさせて頂いているGlutton's Cafeさんのblogで、最近もやしを使ったメニューがありました。
安くて美味しくてヘルシー、サラダに和え物に炒め物、汁物と使える料理も多い。いいですよね、もやし。
筆者、以前もやし原料を扱う会社にいた事があったんです。だもんで、ちょっともやしについて書いてみようかなと思います。
まず、もやしの原料について。
いわゆる「もやし」として売られているものの原料は主にこの三種類
★緑豆
薬膳や中華菓子、春雨にも使われているのでご存知の方も多いでしょう。小豆に似た形状で一回り小さく、綺麗な緑色をしています。その産地から中国緑豆と呼ばれる事もあります。
日本に入っているのは吉林省、陝西省などの物が多いです。現在店頭に出ているもやしの大部分が、この緑豆でつくられています。
太くてまっすぐなもやしができ、味はあっさり系。ただしちょっと柔らかいのが玉にキズ。買ったら早めに使い切りましょう。
★ブラックマッペ(黒マッペ)
大きさは中国緑豆と同じくらいかもう少し小さい、真っ黒なお豆です。主にタイ、ミャンマーから入ってきます。
緑豆もやしが広まる以前、もやし原料の主流はこのブラックマッペでした。緑豆よりはやや細めのもやしになりますが、しっかりした食感があり味も濃い。
通ごのみのもやしと言えるでしょう。もやしにちょっと残っているカラの色が茶色いのがこの「マッペもやし」です。
★大豆
日本人にはおなじみの作物である大豆。もやしに使うのは納豆同様小粒の種類。
中国のほか、カナダ等から入ってくるものもあります。食感は上記二種とは異なりかなりしっかりした歯ごたえがあります。
もやしを作る為に必要なものはふたつ。
豆と水
いい豆はもちろんですが、如何にいい水を大量に確保するか?も、メーカーさん達の気合の入りどころです。
しかし、シンプルな食材だけに痛みも早い。マッペもやしの方が緑豆より持つといってもあくまで比較論です。
購入したらその日のうちに使うのがベストですが、核家族の多い昨今そうそうすぐには使いきれません。
そこで筆者お勧めの方法は「買ったら全量をまずゆでる」事です。これなら冷蔵庫保存で2~3日は大丈夫。
ゆで方にもおすすめの方法がありまして
1.鍋に水ともやしを入れ、そのまま火にかけ沸騰させる。
2.もやしに火が通ったら湯切りをして水にとり手早く冷ます。
3.その後よく水を切って密閉容器やジッパー袋などに入れ、冷蔵庫へ。
単に水からゆでるというだけなんですが(^_^;
できあがりがシャキシャキになってその後の煮崩れも少ないです。
一度お試し下さいませ。