The 8th International Symposium on Metallomicsで谷本が口頭発表します。

環境中での金属の動態を扱う研究を持ち寄る国際学会です。

詳細は、

をご覧ください。

 

発表内容は、以下の通りです。

Biomineralization-inspired preparation of chitosan/calcium carbonate composite core-shell microparticles for drug carrier

Satoshi Tanimoto, Izuka Nishii, Shokyoku Kanaoka

 

初参加の学会なので感触のわからないままの参戦となります。

 

 

当分野の谷本が、「全日本科学技術協会(JAREC)主催 第2回SDGsパートナーシッププログラム・シンポジウム」に参加します。急な告知ではありますが、3月24日に開催され、「環境調和型機能性材料を目指した海洋バイオマス「キトサン」の微粒子化」というタイトルで登壇予定です。

 

関連ページは、

https://www.jarec.or.jp/sdgs_symposium_v1/index.html

です。

 

谷本です。

私の研究テーマである「キトサン微粒子材料」を環境科学部の杉浦先生のテーマとともに、農林水産省が主催する技術交流展示会「アグリビジネス創出フェア2020」に出展しました。社会情勢により、オンライン展示会となりましたが、ちょっとした広報活動になったと思います。

ここで使用した動画はyoutubeに置いてありますので、私の名前で検索すれば出てくると思います。

 

 

 

原著論文が6月15日付でPolymerに受理され、先日オンライン掲載されました。

 

Komol Kanta Sharker, Sayuri Takeshima, Yuri Toyama, Shohei Ida, Shokyoku 

Kanaoka, and Shin-ichi Yusa*

"pH- and thermo-responsive behavior of PNIPAM star containing terminal carboxy groups in aqueous solutions"

Polymer, 2020, 203, 122735 (8 pages).

DOI: 10.1016/j.polymer.2020.122735

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0032386120305656

 

兵庫県立大学の遊佐真一先生との共同研究で、我々の研究室で注目して取り組んでいる温度応答性星型ポリマーについて、水溶液のpH変化が凝集挙動(もしくは単分子収縮)に与える影響を詳細に調べています。

 

なお、下記リンクから9月8日まで無料で閲覧可能です。

https://authors.elsevier.com/c/1bR9L7NHxCalu

 

7月10日に開催が予定されていた第66回高分子研究発表会(神戸)もコロナウイルスの影響により中止となり、紙面開催となりました。

https://spsj.or.jp/branch/kansai/programs/p-3.html

研究室からはM1の3人による口頭発表と、共同研究発表2件を予定していました。

 

 

B-2 ◯松本志門、伊田翔平、金岡鐘局

「種々の機能性末端を有する星型ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)の合成と特異的温度応答挙動」

 

B-3 ◯矢野和樹、伊田翔平、金岡鐘局

「種々のビニルエーテル/無水マレイン酸交互共重合体の精密合成とその溶解特性」

 

C-11 ◯石田雄貴、伊田翔平、バラチャンドラン・ジャヤデワン、金岡鐘局

「磁場配向する無機ナノ粒子を利用した異方性ヒドロゲルの設計」

 

D-11 ◯Komol Kanta Sharkar*, Yuri Toyama, Sayuri Takeshima, Shokyoku Kanaoka, Shohei Ida, Shin-ichi Yusa*

(*兵庫県大院工)

「PNIPAm Star Polymer and Its Stimuli Responsive Aggregation Behavior in Aqueous Solution」

 

Pa-47 ◯阿部晟大*、寺尾憲*、金岡鐘局、伊田翔平

(*阪大院理)

「星型Poly(N-isopropylacrylamide)の水溶液中における分子形態の温度変化」

 

5月27日〜29日に博多国際会議場で開催予定だった第69回高分子学会年次大会が、新型コロナウイルスの影響により中止となりました。

予稿集が予定通り発行されていますので、既発表扱いとなっています。

研究室からは下記の6件を発表予定でした。

 

1D10

森村光稀、◯伊田翔平、大山雅寿*、竹下宏樹、金岡鐘局

(*滋賀県工業技術総合センター)

「水中高温RAFT重合による架橋ドメイン構造を持つヒドロゲルの設計と空気中における感温力学特性」

 

2E22

竹島さゆり、伊田翔平、遊佐真一*、◯金岡鐘局

(*兵庫県大院工)

「多分岐構造を有する温度応答性星型ポリマーの特異的かつ制御可能な凝集挙動」

 

1Pe011

◯北島祐臣、伊田翔平、遊佐真一*、金岡鐘局

(*兵庫県大院工)

「ポリアクリル酸セグメントの配置が異なる星型ポリマーのpH応答性」

 

2Pa051

◯伊田翔平、藤関彩加、西佐小大貴、金岡鐘局

「親/疎水性共重合ゲルの温度応答膨潤特性発現機構の熱力学的考察」

 

2Pc019

◯疋田天希、伊田翔平、金岡鐘局

「熱により不可逆的に力学特性が変化するヒドロゲル:かご型シルセスキオキサン架橋剤を用いた新規ヒドロゲルの設計と特性」

 

2Pd020

◯戸田翔伍、伊田翔平、大山雅寿*、竹下宏樹、金岡鐘局

(*滋賀県工業技術総合センター)

「コア架橋型温度応答性多分岐星型ポリマーが架橋点として均一に組み込まれたヒドロゲルの合成と応答特性」

10月13日付でPolymer Journal誌にアクセプトされた論文のページ番号が確定しました。

 

Shohei Ida, Yuri Toyama, Sayuri Takeshima, Shokyoku Kanaoka*

"Thermoresponsive core cross-linked star-shaped poly(N-isopropylacrylamide) for reversible and controlled aggregation of nanoscale molecular units"

Polymer Journal, 2020, 52, 359-363.

https://www.nature.com/articles/s41428-019-0285-1#Sec1

 

卒業生の遠山さんとM2の竹島さんの研究をまとめたものになります。

代表的な温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド) (PNIPAAm)は、末端や分岐など、さまざまな構造因子によって応答挙動が変化します。

これまで分岐PNIPAAmは直鎖状のポリマーに比べて疎水的な挙動を示すことが報告されていました。それに対し今回のこの論文では、より密集した分岐を持つコア架橋型星型ポリマーになると、末端構造によっては応答性を示さないなど、より親水的な振る舞いを見せることを見出しました。