バイオハザード6 | ヲタクの生きる道

バイオハザード6

ハード・・・Xbox360
ジャンル・・・TPS&アクション
クリアまでのプレイ時間・・・45時間

 1)オススメ・・・6
 2)ツボ・・・4
 3)システム・・・4
 4)グラフィック・・・
 5)シナリオ・・・7
 6)音楽・・・
 7)演出・・・
 8)キャラ・・・
 9)バランス・・・5
10)独自性・・・6

合計・・・67点
<総評>
日本を代表するゲームのナンバリングタイトル。ビッグタイトルゆえ安全パイでいくのかと思いきや、非常に尖ったゲーム性なんで、良い点・悪い点を箇条書きでまとめていこうと思う。

【良い点】
1)4つに分けられたシナリオからくる大ボリュームと、分けられたシナリオが各キャラ視点でエピソードが交差し、ストーリーが非常に盛り上がっている

2)迫力あるムービーによる映画的演出

3)シングルプレイ時のサポートキャラの救援の早さ

4)ロード時間が比較的早い

5)協力プレイは楽しい

6)エイダ編で謎が明らかになっていく演出

7)マーセナリーズは圧倒的におもしろい

8)盛り上がる音楽演出


【悪い点】
1)多すぎるQTEとそれに伴う即死率の高さ

2)逃走イベントでの経路のわかりにくさ(初見殺し)

3)無駄に冗長な各チャプター(クリアに30分以上、場合によっては1時間以上かかる)

4)カメラワークが劣悪
・画面全体に対し、操作キャラの姿が大きすぎるため、敵の目視ができにくい
・壁際や体術使用後などに視点がグルグル変化し、最終的にどこに向いてるのかわからなくなる

5)スノーモービル、ヘリコプター、戦闘機、バイクなどの乗り物イベントの操作性の悪さ

6)同じボスがチャプターが変わっても登場し、倒すムービーがあっても、次に何事もなく登場されては、倒した達成感がなく、倒した実感すらないので、展開に説得力がない

7)ゾンビとかは出てくるけど基本リアル系のストーリーだと思うが、ストーリー展開の細部の詰めが甘く、ご都合主義な展開で、強引すぎる

8)武器を捨てることができないため、後半になるとアイテム保管がキツすぎて、非常に不便

9)TPSにしてはカバーアクションが雑で、思い通りの位置と向きにカバーできない


【総評】
良い点、悪い点がどっちも抜き出ていて、人によって非常に評価が分かれると思う。
私的にはツッコミどころは多いけど、ストーリー展開は各キャラのクロスオーバーもあって、非常におもしろかった(ただあれだけのことをしたんだからちゃんと中国のバイオテロには後日談をムービーで見せてほしかった)。
今までの作品がそうだったように、何周もプレイするのがバイオハザードだと思うが、無駄に多いQTEと、そのQTEのちょっとの間違いですぐ即死する許容の狭さ、無駄に長い各チャプターにより、何周もプレイするにはかなりキツい仕様になっている。各チャプターをチャプタ-2-1みたいに、小分けすれば気軽にリトライできて快適だったのに。
あとどこでもレビューでとりあげているけど、カメラワークが極めて悪い。悪すぎる。バイオハザード5から改悪してる。通常のゲーム画面のキャラの大きさのバランスがおかしい。こんなに画面をキャラの背中で見せなくする必要はまったくない。自分の背中で敵が見えなくて苦戦するって、どうにもおかしい。
私的に、総合的にみて、良い点より悪い点のほうが突き出ている印象。それほどに悪い点で挙げた項目が目立っていた。

もはやゾンビゲーとは言えなくなってしまって久しい。バイオ1~3の良さはどこかへいってしまった。敵クリーチャーは銃で正確に狙って撃ったり、ヘリを操縦したりと、新しいバイオを模索し、新たなる方向性を打ち出そうともがいている様を、バイオ4~6でずっと見せ続けられているが、今ひとつビシっと「これがこれからのバイオじゃ!」ってのを見せてもらえてない。なんか足元がおぼつかなくてフワフワしてる印象。バイオ5でちょっと見えた気がしたんだけど、6がこれではなぁ。
海外ゲームの良さをもっとどん欲に盗んで、さらにその上にオリジナルテイストを付け足して、新たなるバイオ7を表現してほしい。バイオシリーズは好きなので、私はまだ見捨てません。




バイオハザード6
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