8月初めに通りかかった時は10時過ぎにもう外まで行列ができていましたが、私は整理券の配布なしの日に館内から並んだものの思ってた以上に結構長くかかり入場は40分後くらいでした
のっけからヒグマのお出迎え
道で絶対出会いたくないですね
杉元の軍帽など作品に出てくるものです
マキリやカロプ 紋様が独特でステキです
鶴見中尉の軍服や月島軍曹の軍服
(右上)鯉登音之進のサーベル、(左下)尾形百乃助の三八式歩兵銃、(中央下)鶴見篤四郎の三八式機関銃、(右下)土方歳三のウィンチェスターライフルM1892
銃は使えなくしているようですがすべて野田サトル先生の所有だそうです
私たちはどんな軍服かどんな銃を使ったかなどわからないのに、このような資料を元に忠実に描くことで作品の完成度は高くなるのでしょうね
囚人たちの人相手配書
独断と偏見で私の好きな人たち
あっ、ウイルクはそんな好きじゃないですが、囚人のメインなので…というかこの物語の始まりだわ
江渡貝くぅぅんも大好きなので
アイヌの生活なども紹介されていました
メノコイタはまな板ですね
「チタタプ」は私たちが刻むものという意味
あとついつい「ヒンナヒンナ」と言っちゃう
「おいしい」という訳されてますが、自然や食材に感謝するという気持ちという意味だそう
アイヌの言葉ひとつにも常に自然への感謝、自然への畏敬の念が伝わってきます
自然と共存するアイヌの暮らしは、文明が発達したこの世の中で横柄になった私たちにその浅はかさを突きつけてくるように感じました
それを証明するかのようなこのところの予想外の自然災害はすべてを制御できていたという勘違いと自然の前に人の無力さを感じざるを得ない
私たちは目先の便利さと引き換えに自然への謙虚さを失ってしまったのでしょうね
あとなんか自分の中の大切なもののために闘うのがちょっと羨ましいなと…
戦争という悲惨な背景を背負いながらそれぞれの信念がぶつかり合っていく物語を読み進めながら、些細なことに文句を言いながらのうのうと生きてる今の自分が情けないと感じたり…この時代ならこんな風に必死に真剣に生きられただろうかなどといろいろ思ってしまいました
撮影可能なラストのブースはカバーイラストなどが55点展示されていました
鶴見篤四郎
尾形百之助
鯉登音之進&月島基
このコンビよかったです
土方歳三
カッコよすぎる
杉元佐一とアシリパさん
ずーっと仲良く暮らしてほしいなと思うカップル
アシリパちゃんはこの作品の中で一貫して光だったと思う
お父さんがなかなかに歪んでるのによくこんなに真っ直ぐに強く育ったなぁというのが親としての感想(笑)
個人的に好きなシーンは妻子の骨を落とした時の鶴見中尉の表情…ぐっときました
です
しかし、ストーリーの発想だけではなく膨大な資料を基に綿密に組み上げる忍耐力や努力できる能力、さらにそれらを描き切る絵の才能まであるって天は何物与えているのでしょうか??
京都文化博物館にて9/11まで