晩夏の候 | 花万朶

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美味しいもの…ときどき

8月7日に立秋を迎え、暦の上では秋の兆しが見え始める…わけもなく、毎日暑い!
今年は春が抜け落ちてますが、夏もこのままひっそり終わるのかな?


では、今月のお料理を…割り箸

長芋羮  
長芋のしゃりしゃりした食感
夏らしいお料理ですね


冷たい茶碗蒸し
中はアワビと車海老にゆりね、ぎんなん
冷たくなめらかな舌触り…美味ラブラブ


あわびのしんじょうと肝素麺のお椀
あわびのしんじょうですが中に切身も入っていてぎゅっと噛み締めるとあわびの味が広がるという何とも幸せなお椀(笑)



間人のウニとあこうのお造り
間人のウニ!
甘味がすごい!何もつけずにいただきました
間人はカニだけではないのですかに座
アコウもコリっとして美味しいですね〜♪
(ウニのインパクトがすごすぎて、アコウごめんねー)


ここでいい香りが…鱧の焼き霜
(カウンターなので目の前の七輪から香りがダダ漏れ)
超レアでいただきましたが、骨ないの?というくらいとろとろでふんわり
梅肉、二杯酢、わさびのみの3パターンでいただくという贅沢キラキラ
沼島の鱧でした


穴子の鮨
こちらも同じくとろけるような穴子
ガラスの器も涼しげです


こちら、1番上にも載せましたが美しい一皿キラキラ
上は鱧の子を鱧の骨からとったお出汁のゼリーで固めています
鬼灯は左がフカヒレ、右は鱧の肝
ビジュアル的にはこれこそ「映え」ですね
鱧の子は繊細で上品な味、肝は対照的に濃厚
フカヒレは堅めの食感を残して和風に仕上げてありました


白甘鯛の焼き物
魚の皮は苦手なのですが、皮まで美味しくいただいてしまう奇跡(笑)
京都ではぐじ(甘鯛)を食べる機会は多いですが、白甘鯛はワンランク上のおいしさがあります


冬瓜に包まれた…
穴子、車海老、木耳、新銀杏
野菜と見せかけてしっかり伏兵登場(笑)


アコウの潮汁
お造りから想像できないほど脂分がある魚ですがコクがあって美味しいんです
真夏にこの温かい汁物が身体に沁み渡る!


〆は鱧の卵とじ丼
ご飯軽めでお願いしましたが、さらっと食べられました


桃のムース


夏の鱧をしっかり満喫できました
わたしにとってこのお料理が今年の「夏」です

やっぱ京都の夏はですね

今年は祇園祭の山鉾巡行をはじめ、いろんなお祭りや花火大会、様々なイベントが中止になりました
それどころか学校に行けなかったり、仕事に行けなかったり、旅行や外食すら気軽に行けません

個人の良識と自己責任の世界の中で、自分はコロナにならないと謎の自信を持つ人も他人の行動に文句をつけて断罪する自粛警察も…みんなストレスたまりますよね〜あせる
いろいろ不自由な日々ですが、がんばりましょー