川島のシルフィード | 井上のこの世はでっかい宝島

川島のシルフィード

今日は北九州で仕事だった


小倉駅を目指して8時27分発のぞみに乗った


乗ったつもりだった



出発してすぐ車掌さんが来た


「あら?ストⅡのベガのコスプレしてる人がいる~。しかも青色だから2Pのほうだぜ。渋いね大将!」と思ってたら


車掌さんだった


切符拝見されてるときもサイコクラッシャーされるかもと思ってまだドキドキしてた


そんな僕に車掌さんは

「あなた何に乗ってんの?」


と言った


すごい哲学かと思った
だから

「え?えーと、…もしかしたら僕達が新幹線に乗られてるんですかね…ヘヘっ」


言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信でもって哲学っぽく返した



そしたら車掌さん


「あの…小倉に行きたいんだよね…?」



あれ?もう哲学タイム終わりかい…こんなにこたえねえやつはじめてだ


心の中でそう思ってる僕に車掌さんはデッドリースルーより痛い一言を


「これ東京行きだよ」

顔が真っ青になった


ベガの…いや車掌さんの制服よりも。


「今すぐ引き返してください!お願いします!」



しかし僕のそんな「のぞみ」をかけた叫びは無情にも車内に「こだま」しただけだった。しかし今ならまだ京都駅で引き返せる。それだけが僕の希望の「ひかり」だった。



予定通り京都で降りて待つこと45分。


やっとのことで福岡行きに乗り込み改めて小倉駅を目指した



チョロQみたいな移動だな



ちょっとそう思っちゃった自分がいた。



とにかく急いで向かっていた


途中おっきい気がひとつ消えた…



ピッコロのか…



くそ!早く!早く着いてくれ…



現場についたのは予定より1時間遅れた12時だった



出番の1時間前に着いたから余裕で間に合ったってことだ



楽屋には「島根のピエロ」ことネゴシックスいた


「よう、ハイソックス元気か」

「誰がハイソックスなん!わしゃネゴシックスじゃ!それちょっこす失礼じゃよ」


と声をかすれさしながら突っ込んでくれた


「どうしたネゴ、風邪かい?」

「いや…久々に大きい声だしたもんで…東京であんまり喋ってねえから…」


大阪では1番ふざけていた男だった。東京は怖い街だ。
だかその怖さに惹かれる街でもある。
僕も無意識に惹かれて行ったのかもしれない。

そういうことにしよ

だって乗り間違いって恥ずかしすぎるもん