嗚呼、遙かなるポーランド

嗚呼、遙かなるポーランド

ポーランドに関する話題を、日本×ポーランドネタ中心で。

Amebaでブログを始めよう!
本日は天皇誕生日ということで、
「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典(2009)における駐日ポーランド大使のご祝辞があまりにもすばらしい件について。

『天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典』
00:00:00佐藤しのぶさん国歌斉唱→00:02:48駐日ポーランド大使祝辞→(以下略)

以下全容(耳コピのため、てにをは違っているかもしれません)

「祝辞

外国人として、またポーランド人として本日の祝典にてご挨拶出来ますことを光栄に存じます。

天皇陛下御在位20年を祝し、レフ・カチンスキ・ポーランド共和国大統領、ドナルド・トゥスク・ポーランド共和国首相はじめ、ポーランド国民からの心からのお祝いを謹んでお伝え申し上げます。陛下の増々のご健勝とご多幸を、そして日本にとりまして実りある成果もたらしつつ陛下が今後も永きに渡り御在位されますよう、衷心よりお祈り申し上げます。20年前に、平和の時代に生まれました子供たちが既に一世代とも言ってよい成人を迎えました。

2002年、待ちに待った両陛下によるポーランド公式のご訪問が実現され、両陛下をお迎え出来ましたことは、ポーランド国民にとりましては大きな光栄であり、喜びでもありました。ご訪問頂いたワルシャワやかつて首都であったクラクフの地で、両陛下をお迎え出来たポーランド国民の熱狂と歓喜の声は未だに忘れられません。ポーランドと日本皇室の歴史の始まりが、1925年に朝香宮鳩彦(あさかのみややすひこ)殿下が、その5年後の1930年には高松宮宣仁(たかまつのみやのぶひと)殿下と喜久子妃殿下が訪問されたことに遡ります。その際、ポーランドへのご訪問を迎え入れたのが、ポーランド共和国建国の父である当時の国家元帥ユゼフ・ピウスツキでした。ポーランドは自国の再生を夢見ながら、日本人の内に潜む個人主義とは相反した、全力を国家のために傾ける気高い精神に感嘆せずにはいられませんでした。日本とポーランドの間で、国交樹立されてから今年90周年を迎えます。皇后陛下がポーランドの作曲家フレデリック・ショパンの作品を好まれ、ご自身でも演奏されることも伺っております。


最後には、古より続くある美しい歌について一言申し上げたいと思います。小さい石…さざれ石が巨大な巌となり、その長い時の流れの中で巨大な巌に苔がむすように、揺るぎ無さの精神、神髄を、そして自然に潜在する悠久を私たちに語りかけてくる歌です。この歌の響きやお田植えやお稲刈りをなさる天皇陛下、そして養蚕をなさる皇后陛下のお姿は、私たちの記憶に深く刻まれ、そのお姿に思い出しては、純粋で美しい生活の営みや自然との関わりにより国民と君主の結びつき、いかに重要なことであるか日々思考を紡いでいる次第でございます。平成の世が千代にそして八千代に続きますようお祈り申し上げます。

 

平成211112日 ポーランド共和国全権特命大使ヤドヴィガ・ロドヴィッチ」

こんな事を言って下さる外国人の方がいらっしゃるんですね。大使閣下、スピーチ原稿作成に関わられたであろう大使館員の皆さんありがとうございました。日本の歴史文化風俗習慣についてかなり詳しそうな上、日本語が敬語を含む文法面でほぼ完璧、しかも大使が流暢に話されているというのはかなり驚きですが、ロドビッチ大使はワルシャワ大学日本学科卒だそうです。

さて、まもなく平成24年です。今上陛下のご健康と、末永く平成の御世が続きますようお祈り致します。
ちなみに、2019年(平成31年)日本×ポーランド国交樹立100周年となります。