辛いとき、苦しいとき、当然私はコースに向かいます。

 レッスンをしたり、テキストを読んだり、レッスンやテキストを声に出して読んでみたり、瞑想をしたり。

 ありがたい事に、助けを求めるためのツールはいくらでも与えられています。

 
 心のそこから、「助けて」と思いながらコースに向かっていると、いつもふと(こんなふうに、誰もが苦しみを経験しているんだな)と思います。

 自分だけの(苦しい。辛い)という思いから、ふと視線が離れて(誰もがこんな思いをするんだな)と。

 するとほんっとに「堪え難い!」という思いが湧いて来ます。

 そして、その瞬間、私なんかよりもずっと苦しい思いをしているであろう人の心が、(ほんの少しでも安らぎますように。)と思います。

 そうすると、私が祈ったはずの「その人」が、逆に私を励ましてくれるような感じがして、いつも私は勇気を受け取ります。



 誰かを「助けたい」と手を伸ばす事と、「助けて」を手を伸ばす事は、全く同じです。

 手を取り合えたとき、一緒に助けられます。