ジョギングを初めてから、1年と少し、経ちました。

 でも未だに毎回、走っていると「えええ?私が走ってるですって~?!」と、可笑しい感じがします。


 
 中学の頃、体育の時間に「持久走」「寒中マラソン大会」がありました。
 私は走るのが嫌いで嫌いで、いかにして休もうか?さぼろうか?なんとか参加しないですむ方法はないか?と、そんなことばかり考えていました。

 実際に数回に一回は休んで(さぼって)いたと思います。にひひ

 でもさすがに毎回は休めないので、イヤイヤ参加するのですが、楽しいことはこれっぽっちも無く、ただ「イヤ」しか存在しない、苦痛の時間でした。

 
 大人になってからは、「走らなくてはいけない機会」なんて全くありませんでしたから、もちろん、走ってません。


 「長距離を走れる/走って楽しいなんていうのは、私とは別の種類の人間」だと思っていました。


 そんな私が、彼氏が走っていることに影響を受けて(続けるつもりはさらさら無いけど、まあ、1回ぐらいやってみるか。)と、試してみたのが私のジョギングのはじまりでした。

 最初は50メートル走ったら、もう息切れがして。。。

 (やっぱしんどいだけで全然楽しくないじゃん。ショック!)と思ったのですが。。。


 「ゆ~~~~~~っくり走ったら息切れしないで長く走れる」ということを聞いて、ゆ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っくり走ったら、200メートルぐらいはなんとか走れたんですね。

 もうそのゆっくり加減って、歩いているのと同じくらいの早さなんですけど。。。
 (多分、早歩きの方が早いくらい。)


 で、200メートルくらい走って、あとは歩く。みたいなのを何回か繰り返したある日、目の前に(この人、私よりもっとゆっくり走っている!こんな遅いのってアリ?!)というくらゆっくり走っている人が居たんです。
 
 で、(ちょっとアヤしいんですけど)その人の少し後ろを同じペースで走ってみたら。。。。1キロ走れちゃった!!

 
 そこで単純な私は(もしかしてこれはイケルかも?!)と思い、徐々に距離を伸ばして行った結果、今では5キロはサクっと走れるようになりました。

 そして楽しい!!

 スピードは相変わらずカタツムリのようですが。。。。かたつむり




 「長距離を走れる/走って楽しいなんていうのは、私とは別の種類の人間」という感覚はまだ自分の中に残っているので、未だに走りながら「なんで私、走れてんの?走って楽しいなんで思ってるの?私ってこんな人だった?!」って自分で自分に突っ込みを入れたくなるのですが。。。


 走るたびに、自分が持っている、確固としていたはずの「私ってこういう人間」という考えが、ただ単に思い込みで、実態が無かったんだなと思い知らされています。


 
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