・・・それ、おいしくないですよ。。
再放送ではあったが、NHK「トップランナー」で箭内道彦氏の会を見た。
箭内さんはタワーレコード「NO MUSIC、NO LIFE」キャンペーン、KIRIN NUDAのCMなどを手がけるクリエイティブディレクターである。
大学の友人が、とある広告キャンペーンで共に仕事をしている関係もあり、箭内さんの気さくな人柄は以前から耳にしていたのだが、話をしているところを見るのは今回の番組が初めてだった。
広告業界のカリスマと呼ばれながら、とても腰の低い、気取らない雰囲気が番組から滲み出ていて、一瞬で好感を持ってしまった。
中でも、彼の広告に対する考え方が、彼の父の思い出話をモチーフに語られた内容が印象的だった。
彼の父はお菓子屋を営んでいたのだが、ふと立ち寄った客が何気なくお菓子を手に取ると決まって、
「・・・それ、おいしくないですよ。」
と言うのだそうだ。
いきなりそんなことを言われて、お客さんは怒るかとおもいきや、たいていの客が(彼の言葉を借りれば)"目を輝かせ”て、
「じゃ、どれがおいしいですか?」
と、聞いてくるという。
そうなると店主が次に指差したお菓子は、必ず買われるというロジック。。
そんな父の姿を見て育った彼は、そうした不可逆的とも言えるリアルな行為に、今後必要とされる未来の広告のヒントがあると考えているようだ。
なんだかとってもトクした気分になった。
「ウェブ進化論」を読んで
ウェブ進化論。 とても刺激的な本だった。
僕が特に熱く感じたのは、これまで一部の特権階級の人間に独占的に占拠されていたヒト、モノ、カネ、情報といったリソースが、高度ウェブ社会になることで、個人の元へと帰結する可能性が高まり、個人の社会への参画の仕方が大きく変化するという点だ。
個人の社会への参画の仕方 とはごく身近な表現にすると、「仕事の持つ意味の変化」であるともいえる。
何で毎日出勤しなきゃいけないの?
なぜ嫌いな上司の指示にしたがわなきゃいけないの?
なぜ・・・なぜ・・・
こうした仕事に対する漠然とした不満を誰もが抱えながら、それを泣く泣く黙認してしまうのは 突き詰めれば、
①組織に所属してはじめて生計をたてられる「ギリギリの」所得構造を政府がモデリングし、
②それを文科省を中心とする教育機関が擁護し、
③根っからの悲観主義をベースに個人が個人として立ち振舞えない
という大きく3つの要因が関係していると思う。
高度のウェブ化社会では、不特定多数の個とつながるコストがゼロとなることで、個の叡知が集約され、現在の権威に代わる一つの秩序を形成する。
価値があるものが、瞬時にその価値の正当性を評価される社会。
小さな声が大きなうねりとなって広がるイメージが目の前に広がり体が熱くなったのだった。
樹木医
昨日NHK番組「プロフェッショナル」で、「樹木医」という職業が取り上げられた。
「樹木医(じゅもくい)」。すなわち、木の医者である。
土壌や気候といった環境条件により、長い年月を経て、木々も病に冒される。
そんな木々の生態に目を凝らし、手を当て、治療を施す。
そうして現に再生し、満開の花を咲かせた藤の木を見て思わずぐっときてしまったのでした。
「ALL APOLOGIES」NIRVANAトリビュートを聴く
青春の面影を追い求め、ふらっとNIRVANAトリビュート盤を購入。
ほぼ全て完コピしつつも、アルペジオをしながらのフレーズ歌いに苦戦したしょぼい学生時代を思い出しながら聴く。泣く。
「プロって うまっ!」
あまりにも当然すぎる驚きに胸を打たれる。
ART-SCHOOLなんか選曲ぴったり。
中でもLUNKHEADのALL APOLOGIESが一番気に入った次第だす。
M-1 All Apologies (LUNKHEAD)
M-2 Very Ape (MO'SOME TONEBENDER)
M-3 Rape Me (detroit7)
M-4 Scentless Apprentice (髭(HiGE))
M-5 Pennyroyal Tea (Dr.StrangeLove)
M-6 Molly's Lips (蝉時雨)
M-7 Smells Like Teen Spirit (B-DASH)
M-8 Polly (吉井和哉)
M-9 Territorial Pissings (KING BROTHERS)
M-10 Lithium (THE SALINGER)
M-11 Breed (音速ライン)
M-12 About A Girl (ART-SCHOOL)
M-13 Blew (雅-miyavi-)
「ほとんど同じで明らかに違います。進化の現在形 モバイルSUICA」(JR東日本 SUICA)
現在進行形という耳になじんだ表現も、「進化の現在形」とすることで途端に言葉の輝きが出てくるいい例。
二匹のペンギンのプリントとの愛称もよい。

