他の方の話に京都競馬場が出てきて、
突然思い出した騎手がいました。
秋になると必ず馬から落ちてしまうのに、
春になると何事もなかったように復帰して、
クラシックを勝ってしまう人でした。
「また落ちたらしいよ」
「でも春には帰ってくるよね」
そんなふうに言われながら、
本当に帰ってきてしまったのです。
桜花賞ではナスノチグサ、
そして翌年はナスノカオリでオークス。
あとになって知ったのですが、
この二頭は姉妹だったそうです。
だからでしょうか。
あのころの春は、いつも同じ続きの物語のように感じていました。
嶋田功騎手。
私はなぜか、この人のファンでした。
ナスノカオリ、ナスノチグサ、
懐かしい名前です。