よろこびも悲しみも -26ページ目

よろこびも悲しみも

人の心に興味があり、テレビドラマだったり、歌詞だったりで、いろいろ勉強中です。

体育館のトレーニングルームの指導員の方の話なんですが、

 

 「自分は整体の勉強をしたので、

  あなたの体を整えることができるよ。

  でも、自分がやってもらうのは

  絶対にイヤ!」

 

どうして?

 

 「くすぐったいから

  我慢できない!」

 

とのことでした。

そして、

 

 「自分で自分の体にさわるのは

  何とも感じないけど、

  他の人にさわられたらもうダメ!

  くすぐったい!」

 

人間の体って不思議ですね。ということで話は終わったのですが…

 

考えてみると、人間は自分ですることには何の問題も感じないけど、他人に強制されるのはイヤなんですね。

誰でも、押されたら押し返したくなるし、引っ張られたら引っ張り返したくなります。どうしても抵抗したくなるんですよね。

 

よく、「勉強しようと思っていたのに、『勉強しなさい』と言われたとたんに勉強したくなくなった」なんてよく聞くことです。

 

コマーシャルで、

 

 「この商品は美味しいから

  買ってください」

 

というと、買うことに抵抗されてしまいますが、

 

 「よく振ってからお飲みください」

 

みたいに言うと、読んだ人はその

 

 「よく振ってから飲むんだな」

 

と感じる中で、勝手にその商品を買う自分を想像してしまうらしいです。

 

すると、「商品を買う」ということは自分の考えなので、反発を受けにくくなって、購入されてしまうなんていう話を聞きました。

人間の習性を巧みに利用した戦略なんですね。

 

そういえば、石井裕之さんの話の中に、

 

 「お父さんが、子牛を牛小屋に入れようと

  一生懸命牛小屋に引っ張ったのですが、

  子供とはいえ、そこは牛が抵抗して、

  なかなか入ってくれません。

 

  見て笑った少年エリクソンに、

  お父さんが、『じゃあお前がやってみろ』

  と言ったら、エリクソンは

  牛のしっぽをつかんで、牛小屋から出るように

  引っ張ったとのこと。

 

  すると子牛はエリクソンに抵抗して、

  小屋に向かって入って行った」

 

という話がありました。

 

こんな逸話を聞くと、他者からの強制に反発する気持ちは、動物の段階からの本能なのかな、とも思ってしまいます。

この反発の本能は、人間だけじゃないんでしょうね。