結婚相談所から申し込んだ11歳歳上の力石徹に似た方との初デートで結婚前提のお付き合いとなる。
付き合うとなったのは良いが、特に彼から頻繁に連絡が来る訳でも無い。私のイメージでは付き合ったら毎日携帯で何かしらの生存確認をする物と考えておったが、今時はプライベートな時間を尊重するとか何とかなのか。
まあ用事があれば相手から来るであろうから、長電話が毎日なのも閉口するしと放置する、
正直、無駄打ちみたいなメッセージを送られてきても何だか頭の程度が知れて興醒めするしな。
すると水曜日に、今週末に会おうというiMessageを送って来る未来の旦那は相変わらずLINEを教えておいてはくれぬ。
週末は、日本橋で待ち合わせをして金子半之助の天丼を食べに行こうと言う事と、もう付き合っているのだから敬語は止めようと言う事がiMessageに書かれておる。
しかし11歳年上になかなかタメ語は憚れる。
試しにHeyBoyとか呼んでみても良いかとメッセージを送ると、良い。とまさかの返事が来て余計慌てふためく。
ヘイボーイだぞ、タメ語よりハードルが高い。
敬語は心を許していない証拠だと力石は言うが、強制されて話す言葉も無いだろう。
力石は何だか初動がせっかちだが、このまま結婚まで突き進めるなら多少の事は、命に関わる訳でも無いし、案ずる事でも無いだろう。