結婚相談所から申し込んだ11歳歳上の力石徹に似た方との初デートで、結婚前提のお付き合いとなる。
そして本日夜は、トム・クルーズ似の友と食事の約束をしておる。
代官山にある俺流塩ラーメンにしよう、叙々苑の対面のあそこのラーメンにトロロ入れて食べると非常に美味いぞ、しかもトロロはどれだけ入れても無料である。
と私が言うとトム・クルーズが、
あんなビニールの張ったような所で食べたいの?
あの場所は社員とは夜中に行って食べたりはするけど、いくら相手が貴方であっても女性と一緒に行くような店じゃないと思うよ。
それと、僕はラーメンにトロロは入れない。
と頑固に断ってきて面倒であるから、
まあねとあっさり諦める。
全くトム・クルーズは時々変なこだわりを見せてくる。
私はもう、レストランとか、どうでも良い。
高級な店は時々行くから良いのであって、
初見の男性であれば最初位は気張って欲しいが後はもう、記念日とか、勝手なようだが私が行きたいと思う時で良い。
先日は電車の中で男子高校生の軍団が、
王将ってこの世で一番美味い店だよな天国だよなと、大声で言っていたのを聞きネットで調べた。
それで実際に行ってみて餡掛けの炒飯みたいなのを渋谷で食べて仰天した、あの味であの値段まさに極楽。
それ以来王将は、私の中でも天国としてインプットされておる。
話は逸れたが、
私はもっと近い席で、腹を割った話しがしたいのだ。
それでトム・クルーズがうだうだと煩いから、
ではまた恵比寿のトラジにしよう、あそこの壺漬けの海老が美味かったなと私が言うと、彼は、
では壺漬けの肉以外は全部貴方にあげるよと、不平等極まりない条件を言って納得しておる。
交際終了となった時、トム・クルーズは私の王子であったが、実際そんなのは相手の上っ面しか見ていなかったに過ぎず、
男などすぐ拗ねるし変な見栄があるし、とても面倒であるなと思う。