お見合いの話を書こうと会計事務所と書いてから今思い出したので話は逸れるが、私には1人姉がいる。
色が白く派手な顔の美人であるから20代は、
実家が京都で会計事務所を経営している金持ちの男に大変気に入られていた。
ある時、会計士と姉とその友人も連れて海外旅行に3人で行く事になり全ての代金を男が払った上で
最終日にTiffanyに入り
『ここにあるアクセサリーを記念に買ってあげるから好きな物を選びなさい』
と言うから、
友人は慎重にネックレスを1つ選んだが
姉は何も要らないと断った。
すると男はその足でCartierに入るとルビーの入った
高級腕時計を買って姉にプレゼントした。
私は感慨深くその話しを聞いた、
Tiffanyでアクセサリーを断る事なんて出来る自信が私に無いからでありそのような日本人女性特有のしかし忘れがちな謙虚さと、
そして時計はしっかり受け取るという裏を返せば粋な傲慢さを男が評価したのでは無いかとそう思った。
万人とは違う毅然とした態度を取った時に
男が追いかけ出す事はよくある話しだ。
- 美しさは女性の武器であり、装いは知恵であり、謙虚さはエレガントである。ココシャネル
と、シャネルの言葉を書いてみたが
意味はさっぱり分からない。
私の姉は結婚して子どもはもう大学生だが、その男とは今でも良い親友だ。