1人で自宅に帰ると桃色に染まった感情をシャワーで洗い流しながら大丈夫だとは思うが恋に落ちていないか念の為に心を点検するが酔いはまだ残っているのでそのままベッドに倒れ込む。
15歳年下の後輩(男)と会った時に私は強力な獲物であると判断されたのであろうたっぷりと麻酔銃を撃たれた絶対に最後の日本酒2杯が余計であったが口まで運んだのは結局限界を知らない己自身である。
はっとベッドで目を覚ますともう始業時間を過ぎていたので会社には休むと電話を入れたが出たのはランチ仲間であったからつまらぬ話しに爆笑した途端に平衡感覚を無くしてベッドから転げ落ちお大事にと言われて電話は切れる。
あの後後輩(男)と2人、駅前のコンビニで珈琲を飲んでから帰ろうと歩き出したのだが途中抱き締められ口づけされ本来10分の道のりを2時間半かけて歩いた事になるコンビニで買った淹れ立てのブレンドを2人で分け合い、橋の上にもたれて抱き締められ時計台の下で溜め息を着くように深く何度も口づけた時にもはやすっかり溶けていた私は後輩(男)と本日寝ようと考えた。
結婚も将来も考えなくて良い相手ならなんと気楽な情事であろうか口づけながら後輩(男)の股間に9cmヒールを履いた右足を持ち上げて膝を割り込ませ両手で強く男の尻を掴んで私の方に引き寄せるのだが道路に何台かタクシーが走るのが目の端に映って空車だと見て我に返り、アレに乗り森にお帰りなさいと後輩(男)の尻を叩いて気紛れに芽生えた欲望を誤魔化す。
再びベッドで1人 目が覚めると後輩(男)からLINEが来ているのが分かった会っていた時に好きだと言われた気がするが酔っていてほぼ覚えていない考え過ぎて二日酔いだし何だか面倒になりもう携帯を放置する。
そう言えばゴマ様も確かブログで書いていたと頭をよぎる、
年下の男なんかゴミ屑のように扱う位で丁度良い。
しかし後輩(男)とは知り合って2年になる、今まで構築して来た良い関係を男女の馬鹿な欲望でぶち壊そうとしている年上たる自分が情けない。