東京には美術館や博物館が本当にたくさんあり、この「東京都内博物館・美術館リンク集」に乗っているだけでも200を超えている。行っても行っても行ききれないほどの数だ。私にとって東京に来て楽しみになったことの一つが、この博物館・美術館巡りである。

まずは先月、両国国技館の隣にそびえ立つ「江戸東京博物館」という博物館に行った。「そびえ立つ」と言うからにはさぞかし大きな建物なのだろうご想像いただいたかと思うが、この博物館はマジ本気に大きい。写真の建物の向かって左側の足のふもとに立っているヒト2人と比べていただければ、この建造物が如何に巨大かがよく分かる。きっとホワイトベースよりも大きいに違いない。
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江戸東京博物館の外観

この博物館がどういうところかは、ウェブサイトの記述を引用させていただくとする。

失われつつある江戸東京の歴史遺産を守るとともに、東京の歴史と文化を振り返ることによって未来の東京を考えるために設立された博物館です。
当館の常設展示室は、「江戸ゾーン」「東京ゾーン」「通史ゾーン」で構成され、浮世絵や絵巻、着物、古地図など約2,500点、大型模型など約50点あまりが展示されています。

ここでは「展示室」と言っているが、ちっぽけな部屋などでは決してなく、中は外観に違わずとても広く天井も高い。入るとなんとそこには実物大の日本橋があり、まずはそれを渡って展示物を観に行くというのである。
やはりもっとも興味深かったのは「江戸ゾーン」であった。その中でも一際面白かったのは、江戸時代の日本橋近辺の町を再現した精巧なミニチュアだ。そのミニチュアの町には侍や町人がたくさん行き来しており、人物一人一人の表情までもが精巧に作られている。全体で8畳間ほどの大きさがあるこのミニチュアの町を、双眼鏡を使って覗くことができるようになっているのである。志村けんのバカ殿様は天守閣から望遠鏡で町を覗いていたと思うがあの感覚に近い。何千点もの展示物があるというのに、この1つは本当にじっくり見入ってしまった。観察しながら、まるで自分がその江戸の町にいるかのような気がしてきたことを覚えている。
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日本橋近辺の様子:この町を双眼鏡で覗ける

他にもいろいろな建物、町などがミニチュアで再現してあり面白かった。
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確か元祖三越の前の様子:これもミニチュア

この日は朝9:30の開館から閉館時間になる夕方まで、丸一日かかってここを見て回った。見ごたえ十分の楽しい博物館である。
会社で同僚にこの話をしてみたが反応はいまいちだった。東京都民の中には、身近にある博物館の素晴らしさに気づかない連中も多いようだ。勿体無い限りである。私は自信を持ってオススメする、この江戸東京博物館は間違いないと。