先日、お香の会に参加したときのこと。その日の香のテーマは“桜”で、お香の先生が桜についてのこんなお話をしてくれた。

「昔ある外国人が、日本人は桜に恋をしているようだ、と言った」

日本人はこの季節になると、一体桜はいつ咲くだろうか、今か今かと浮き足立って気もそぞろになる。誰かと話をすれば必ず桜のことが口に出る。そして一度桜が咲いたらば、今度は花見の日の天気は大丈夫だろうか、雨が降り風が吹けば花が散ってしまいやしないだろうかと心配する。

これがまさに好きになってしまった異性に恋い焦がれているときと同じ感覚だと言う。

「いっそ桜なんて無ければこんなに思い悩むことなど無いのに」と伊勢物語で誰かが歌を詠むけれど、「いっそあの人となんて知り合わなければ、、、」と想ってしまう心境とやはり同じでしょうとのお話。

あ~、桜が咲くのが待ち遠しい。青空に満開の桜を早く見たい。