待ちに待って待ち倒した長唄のお稽古がいよいよ始まった。
 初のお稽古に行ってきた感想・・・「素晴らしい」の一言に尽きる。何が素晴らしいかって、自分がこの先ずっと情熱を注ぎ続けるに足るものが見つかったと思えたことがである。そして、それを自分にとっては雲の上の存在とも言える先生に習うことができるというこの無上の幸せがである。「逆立ちだ」と先生が言われたら私は迷わず逆立ちをする。

 さて、まずは三味線の調子の合わせ方を習った。これは以前に行ったカルチャースクールではまだ習わなかったことだった。調子を合わせるときの三味線や糸巻きの持ち方から、糸の弾き方からまでを「最初が肝心なんだよ」と懇切丁寧に教えていただいた。続いて、三味線の構え方、撥の打ち方を習った。やはりこのあたりはゴルフと同様、ひとたび型が付くとなかなかそれを崩すことが難しい。忠実に身体に覚えさせていかねば。続いてバチの打ち方を習った。3回目にしちゃスジが良いとお褒めに預かる。この日はこれまで。

 次回の稽古は15日。楽しみだ。いいねぇ、こういう楽しみなことがある毎日ってのは。仕事にも身が入るってものである。しかし時間とお金は限られている。今や長唄が私のなかでもっとも優先度の高いタスクとなったので、他の趣味は省エネで行かねばならない。とりわけビリヤードはしばし休業とするか。

 稽古の終わりに、最初に覚えていく曲は「宵は待ち」に決まった。入門曲の定番のようだ。しかし、こうやって何か課題を出されることが私は本当に好きらしい。うれしくてたまらない。私の今の英会話の先生マイケル・ワッツもくどい程に言うが、とにかく繰り返すことが大事だと思う。聴きまくって弾きまくる。寝言で口三味線が出るほどにならねばな。