大相撲3月場所は11日目が終わっている。
ただ一人の全勝はやはりこの男、横綱朝青龍である。一敗の力士はおらず、二敗で平幕露鵬が続いているという状況で、またもや横綱の圧倒的な独走を許している。千代大海、栃東、魁皇の古参日本人大関は一体何をやっているのか。3人そろっても横綱の優勝を脅かすことができないとは何とも情け無い話である。残りの取組みで横綱との直接対決があるかと思うが、せめて一人でも横綱に土をつけられぬものか。このままでは朝青龍にしても張り合いが無いというものだろう。

今場所、三役に昇進した新関脇白鵬、新小結黒海の両外国人力士も苦戦しているようだ。特に、上手いヤングモンゴル人として難なく大関になっていくと私が予想していた白鵬の4勝7敗という成績は意外である。力量というより、関脇という重みからくる精神的な理由が原因なのだろう。今場所の成績をバネにさえできれば、来場所以降はやはり優勝争いに加わってくるに違いない。

それにしてもこれでは大相撲ファンは減っていく一方ではないか。新時代を予感させる力士の面々に日本人の顔は全く浮かばないこの現状。土俵際で勝負審判をしているかつての大横綱、九重親方や貴乃花親方もきっと同じ気持ちでいることだろう。