• 横綱相手に意地を見せた栃東。
     ↓
  • そのお陰で優勝の可能性が残された魁皇。
     ↓
  • 魁皇に負けて崖っぷちに立たされた千代大海。

栃東にはまずよくやったと言いたい。同体取り直しからの勝ち星ということは、27連勝中だった今の朝青龍を相手に二番連続で負けなかった、ということであり、これはなかなかできることではない。これで8勝目となり今場所の勝ち越しを決めた。残り二番とも勝って10勝にしたいところだ。が、明日当たるであろう魁皇との一戦は、どちらにも負けてほしくないというのが本音。

魁皇は、左肩の調子が見るからに悪そうだが今日千代大海に勝って10勝目。まずまずだ。しかもわずかながら優勝の可能性が残されている。明日、千代大海が横綱を負かし、さらに千秋楽で魁皇が横綱に勝てば3敗で並ぶのである。しかし27連勝した男を4連敗させなければならない訳だ。これは厳しい。仮に今場所優勝を逃しても、少しでも綱取りにいい影響を与えておくためにそれに準ずる成績としてぜひとも12勝をあげて欲しいものだ。

さて、千代大海はと言うと、今日魁皇に敗れて7敗目となった。負け越しへ後が無くなった訳だが、残る2戦は明日横綱朝青龍、千秋楽は大関栃東であろう。このまま今場所負け越せば、来場所またもやカド番となり、史上最多のカド番7回目という不名誉な記録となってしまうそうだ。長年のライバル魁皇を援護する意味でも、栃東に続いて明日の朝青龍戦は張り切って望んでもらいたい。恐らく彼の進退を決める一番になるに違いない。立会いから押し負けて、すぐさま引きの姿勢を見せて、あっと言う間に土俵下、という情け無い相撲は見たくない。昨年十一月場所の十四日目、同じ7敗で後がない中、昔を思い出させるような前に出る相撲で横綱に土を付けたあの千代大海らしい相撲を我々ファンはもう一度見せて欲しいのだ。

残り二日、大相撲から目が離せませんな。