やはりボーカリストのYさんのお誘いで、先日「代々木ナル」というライブハウスへ音楽を聴きに行った。今までの2回のライブは全てが楽器の演奏によるジャズだったが、今回初めてボーカルの入ったジャズを聴いた。この日は「酒井 俊(さかい しゅん)」という女性のボーカリストで、バックにギターとサックスという構成であった。
 感想から。本当に感動した。素晴らしいライブだった。唄への感動で目頭が熱くなった。こんなことはなかなかあるものではないと思う。
 曲目には私のようなビギナーでも知っているようなジャズのスタンダードも含まれていたのだが、半分くらいは彼女のオリジナルソングのようだった。それらの歌には日本語歌詞のものも多く、正直なところ歌が始まったときは「ジャズ?」と思ったのだが、聴いているうちにこの酒井俊のかもし出す雰囲気と声にすっかり呑み込まれてしまった。これはもうジャズか否かという問題を超えた、彼女とその歌の持つ影響力に因るものだ。後日彼女のCDを買ってみて知ったのだが、最も感動した曲「満月の夕」はこの酒井俊が阪神淡路大震災のレクイエムとして作ったものとのことだ。ちなみに彼女のCDを聴いてみて感じてしまうのは、やはり音楽は生に限る!ということ。百聞は一聞(生)に如かず、である。毎月この代々木ナルで唄っているらしいのでぜひまた行ってみたい。