木曜は18時半から長唄のお稽古だった。
会社を18時10分に出てタクシーでワンメーターのお稽古場へ急行する。
運賃を払ってタクシーを降りた直後、頭の奥の方でリンリンと鈴がなったような気がしたかもしれない。
お稽古場に入って順番待ちの部屋で座布団に座るといつも右尻のポッケに入ってなきゃいけないはずの財布がないことに気付く。
すぐにタクシーでの支払い時に座席に置き忘れたと悟る。でもあまり実感が湧かない。
しかし使ったタクシー会社を思い出せないくせに降り際レシートを自ら断ったことを思い出し一気に焦る。こいつはまずいことになった。
今回から「正札附」のお稽古が始まり、これを2回であげるために前半10分が頭に叩き込んであった。それなのにお稽古直前にこんな面倒なこと考えてたら覚えてる唄が頭から飛んじまう!とひとまず事態をスカッと忘れて、何とか無事お稽古を終える。
さてと財布。いい歳して自分は何やってんだろうとまず自己嫌悪。
その足で、すぐ近くで開催されている会社の送別会に行くはずだったけれどまず近所の交番で遺失物届けを書く。でクレジットカード会社に電話してカードを止めてもらう。これがいろんな引き落としを変更しなきゃいけなくて後が面倒なんだよな~。
送別会では、こりゃ飲まにゃやってられんとがっつり飲む。沖縄料理 太陽人
帰って寝る前、金を抜き取られてコンビニのゴミ箱に捨てられる自分の財布を思って何とも言えない気分になる。でも酔ってるので寝る。
翌朝、珍しくも家の電話が鳴って目が覚める。「品川自動車株式会社ですが、お財布お忘れじゃありませんか?」「Yes!Yes!Yes!」一気に部屋中サクラ満開である。
いや~世の中捨てたもんじゃないですな~。無事元のままの状態で戻りましたとさ。品川自動車株式会社の方々、本当にありがとうございました。
昔から忘れ物がとても多い私のこれの再発防止策は、
  • タクシーのレシートは貰っとけ
  • タクシーを出る時座席を確認せよ
とする。