今、夜中1時、布団にくるまって寝る段階。
この時間に床につくのは一年ぶりくらいなんだけど、じゃあなんで?って問われたら、
「暗いから。」
としか答えられない。

あたりまえじゃボケ!午前一時に明るいなんて、ありえるか!!おまんはブラジルにでもいるんか!?埋めたるぞ!
と思う人よ、


少し待て。


暗いというのは家の中の事で…

何べん茶番抜かしやがる!夜中は暗い言うとるやろが!!

いや、つまり…

あ??

電気が…



そう、世にも悲運な男性の代名詞でもある僕は東京電力の策略によって電気の供給を止められたのだった。
冬に向けた電力不足対策が練られているなか、いち早く停電の矛先が飛んできた。

うん、いーよいーよ、どんどん止めて☆原発の責任がどーこーはいいから、僕で良ければ力になるよ!ぬぅ!


ってまぁ、だから寝てるんだけど、気持ちがそわそわして眠れない。
そうだ!カイジ(漫画)でも読んで気持ちを落ち着かそう!
さいわい携帯の充電はたっぷり。ライトを照らせばなんとか読めるっしょ!

わーい!
決意してベッド下にエロ本さながらに隠してあるカイジを手にとって、フワリ



一枚のペラペラの紙が落ち、なんぞや?とライトをあてたらば、

【口座の残高不足により引き落とせませんでした。このままですと、11月14日に電力の供給を止めるから、そこんとこヨロシク!】

との記事が。


どうやら足りないのは電力ではなく、僕の銀行預金だったらしい(あ、上手いこと言った)。


ごめんなさい、皆さん。東京電力うんぬんではなく、僕が果てしなくダメ野郎、ピープル・オブ・糞尿だったんです。


そして、長い日記ですみません。




と、その時!ベッドの下から這い出てきたのは、小さなハウディ・マスーンだった。
彼は滋賀の田舎から、プロの焼きリンゴ職人を目指して1993年に上京してきたバイセクシャルで、1999年には焼きリンゴに飽きたらず、
ついには焼きケフィアに手をだし、近年では著書、
「焼くより、普通に食った方が上手いよ。」
を出版。これが見事にコケ、ギリシャ出身の妻も逃げ、世界有数の借金王になった人物が物憂げに口を開いた。











「マリオ3、クリアできねぇ!」