生地がパンになる為の最終工程で焼かないとパンにならない。(蒸しパン、ドーナッツは別) ここまでうまく出来ていた生地もここで失敗すると全てが台無しで、修正のきかない恐ろしい工程。 今でも年に数回焦がしてしまったりする事(恥)があるのだけど、その時は本当に泣ける。 焦がさないにしても思っていたより少し焼きすぎたりたりしてパンの食感が求める物とズレてしまったりした時も泣ける。 物によっては20秒~30秒が命取りでそれが味・食感に出てしまうシビアな工程。 パン屋で働くようになって最初に窯を担当したのだけど、その頃は窯の中でパンに火がついて燃えているというような悪夢をよく見た。(笑) ピンポイントでクラスト(皮)の色や食感を求めたい時に温度・時間などすごく重要で、焼き色が同じ様でも長い時間焼いていたり、逆に短かったりすると味・食感が全然違ったりしてくる。 また一定の温度で焼くのか、最初高い温度で途中で温度を下げて焼くのか、最初低い温度で途中で温度を上げて焼くのか等焼き方が違うと、同じ時間焼いて見た目が同じようでも出来上がりは全然違ってくる。 ドイツパンを焼く時に最初高温の窯に入れて途中で温度を下げて焼いたりするのは、元々は薪を使った石窯のパンが美味しいというところから来ているらしいという事を最近知った。 焼きひとつでもほんとに奥が深い。 まだまだ思ったとおりのパン(生地作りも含めて)がなかなか焼けないのだけど、そう簡単でないのがパン作りのおもしろさでもあるのかなと思う。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
