水戸芸術館で開催中の生け花展へ

母と出かけました。







2024/05/18













古流松應会
小原流
広山流
草月流
花芸安達流
龍生派
池坊

7流派合同の展示会でした。








成月流の華道教授だった母にとって
生け花は人生の大きな部分を占めるものです。

女学校時代から生け花に夢中になり
第二次世界大戦の過酷な時代も
野の花、山の花を心の支えとして乗り越えてきました。


主婦と育児が足かせとなり
華道教室を辞めてしまいましたが
華道から花器、陶芸へ、と趣味を広げ
ものづくりが器用で得意でした。















母は、私とは見方が違い、
現代風の様々な展示には時に首を傾げたりしながらも
興味深そうに鑑賞していました。



それにしても私は
母の感性を受け継げなかったのが残念です。


どれを見ても
きれいだな! ステキだな!
と、ただただ感心するばかりで。



そこへ行くと母は花の気持ちがわかるし
花や枝葉の向きから
この一点、この覚悟、
というような空間の美を鋭く見抜くのです。



不等辺三角形の美、とのこと。
























































父と二人で、息詰まる〜、と愚痴をこぼす母が
リフレッシュできて良かったです。










◆小髙ピアノ教室