エアコンの掃除って自分でできないのかな…電球

そんな時、ふと頭に思い浮かぶのは、近所のホームセンターで売られていた「エアコン洗浄スプレー」。

国内の一流メーカーが作っているものなら安心!!そんな軽い気持ちで使用すると、大変な事になるかもアセアセ

 

今回はプロの間でも評判の悪い「エアコン洗浄スプレー」についてのお話ですニコニコ

 

 

 

市販のエアコン洗浄スプレーがもたらす問題その①

 

エアコン洗浄のプロが洗浄を開始する前に必ず行う作業は、エアコンに付着したホコリやカビをブラシと掃除機を使って入念に可能な限り取り除く作業です。この作業を怠ると、汚れが機械内部に詰まり排水口などを塞いでしまい、水漏れの原因となるので、プロは念を重ねて丁寧に取り除きます。当然ながら一般の方はそのような事実があることを知らないので、ホコリやカビを取り除く前にスプレーを吹きかけ、排水口を詰まらせてエアコンを壊してしまうのですガーン

 

 

市販のエアコン洗浄スプレーがもたらす問題その②

 

エアコン洗浄のプロは、エアコン内に洗剤をかけてクリーニングした後、約10㍑前後の水を使って洗剤を徹底的に洗い流します。そうしないと、残った洗剤にカビが発生し、カビの再発生や気管支炎などを引き起こす原因となってしまいます。しかし市販の洗浄スプレーを使った後に水で十分に水洗いする必要性は記載されていません。スプレーを吹きかけたまま、洗剤が残った状態でエアコンを使い続けてしまうのですえーん洗剤はエアコンの中に残ったままなのですから、冷静に考えたら変な話ですよね。

 

 

市販のエアコン洗浄スプレーがもたらす問題その③

 

エアコン内部の汚れは大きく分けて2つ。1つは熱交換器と呼ばれるフィルターの奥にあるメッシュの部分。そしてもう1つが風の出てくる吹き出し口とその奥にあるファン。実はこの吹き出し口にあるファンにたくさんのホコリやカビが付着するのですが、市販の洗浄剤ではこの部分がクリーニングできません。つまり、汚れの半分は残ったままなのですびっくりエアコンの吹き出し口が汚れていれば、内部がどんなにキレイでも意味がないですよねタラー

 

以上3つがプロが市販のスプレーをお勧めしない理由です。決して私たちプロから「仕事」を奪う存在だから、ではありません。安い商品にはそれなりの理由があります。安物買いの銭失いにならないよう、お気をつけくださいキラキラ

 

 

まだまだある市販のエアコン洗浄スプレーのデメリット

 

①ホコリやカビが詰まり故障の原因となる

②残留洗浄がカビの発生源になる

③市販スプレーではファンの汚れは落とせない

④電子部分が濡れて故障し、火災の原因となる

⑤製品によっては機械内部を錆びさせる

⑥高所作業で転落・感電の恐れがある

⑦濡れ出た洗剤で壁や床が汚れる

⑧実は準備や後片付けが大変

 

*どこでも気軽に購入できて、自分の都合の良い時にクリーニングができる市販のエアコン洗浄スプレー。しかし、手軽さの裏側には実際に火災につながる大きなリスクも存在します。ぜひプロのクリーニングをご利用ください。