カラーリングのメカニズム 2 | 川越市唯一の完全個室マンツーマン施術美容室「美容室 風」 高橋諒のブログ

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タカハシリョウ ブログ Vol.52!!

みなさんこんにちはキラキラ


さぁ始まっております!!
カラーリングとはなんぞや!?


先日の記事で、髪が明るくなるのに必要なものはメラニン色素の分解ということはお分かりいただけたかと思います。




今日は全体のプロセスと、カラー剤の成分についてです

スタート!!




前回までの記事は・・・
メラニン色素の分解
上記リンクをクリックしてご覧下さい!



髪の毛のおおまかな構造と、明るくするプロセスでメラニン色素が分解されているというのがお分かりいただけたと思います。




ここで改めて通常のカラーリングの大まかなプロセスをおさらいします




1・毛髪の膨潤・キューティクルを開かせる
2・薬剤の浸透
3・活性酸素の発生
4・脱色(メラニン色素の分解)
5・発色(酸化染料の酸化重合)





先日のメラニン色素の分解は4番のプロセスです



変なところから書き始めて申し訳ないです
先にわかっていただいていたほうが今後の説明がわかりやすかったもので。。





カラー剤は酸化染毛剤とも呼ばれ、永久染毛剤と言われます。

変な話、シャンプーしたり紫外線に当たったりと、ブラッシングや乾燥など、全ての外部刺激を受けない環境下ではほぼ永久に同じ色でいられるということ。



褪色の原因はカラー剤のメカニズムにプラスして、その後のライフスタイルの影響が大きいんです。
カラー後一年程シャンプーをしないで外に一歩も出なかった経験がある方、取材したいのでご一報ください ww




これが大まかな流れの図です。




さて、カラーに話を戻します

次は、カラー剤の構成成分です



カラー剤は
第1剤第2剤に分かれています

第1剤の構成成分
・染料
・アルカリ剤
・安定剤
・保護剤
・その他溶剤や乳化剤、界面活性剤


第2剤の構成成分
・酸化剤(過酸化水素)
・界面活性剤などの基剤
・安定剤



これらをミックスして使うのですね(^O^)


第1剤にはアンモニアモノエタノールアミン等の「アルカリ剤」が含まれています。
これは毛髪を膨潤(膨らませる)させるとともに第2剤に配合されている「過酸化水素」を活性化するためのものです
これは上記1番の毛髪の膨潤のプロセス




薬剤放置後に放置時間をとったり、ミストを当てたりすることがほとんどだと思います
これが上記プロセスの
2番の浸透のプロセスにあたります
この放置中にカラーリングのすべてのプロセスが行われます



1から2番へのプロセス


以前は加温器などを使い直接髪に遠赤外線等を当てることもありましたが、現在ではやらないことが非常に多いです。
髪に過度のダメージを与えるおそれが有り、頭皮がしみたりする原因にもなることがあるそうです
はっきりいってやる必要はないでしょう




第1剤に配合された
アルカリ剤の働きで2剤の過酸化水素が分解促進され、活性酸素が発生します
これが
3番の活性酸素の発生のプロセス





発生した活性酸素が毛髪中のメラニン色素を酸化分解します
これが先日話したメラニン色素の分解で、上記
4番のメラニン色素の分解のプロセス
こうしてメラニン色素が分解されると、毛髪が明るくなります

3・4のプロセス




第1剤にはアルカリ剤の他に複数種類の「
染料」というものが含まれています
直接染料・中間体・カップラー
と呼ばれるもので、単体で発色するものと、たくさんの分子がくっつかないと発色しないものがあります



中間体・カップラーと言われるものがくっつかないと発色しないもので、もともと低分子の状態(簡単に言うとつぶの数が小さい状態)で構成されており、毛髪内に浸透したあとに2剤の過酸化水素との反応で酸化重合という変化を起こし、
小さな粒だった染料が無数にくっついて巨大化(数万単位)し、高分子化合物として毛髪中に形成発色させます
これがメラニン色素の分解とともに行われていきます
これが
5番の発色のプロセスです


5番のプロセス





この種の染料脱色からの酸化重合が起こらないと色が出てこないのです
よくカラーリングをした色が
「はがれる」と言う方がいます






根元に黒い毛が出てきているからそういう表現になるのだと思いますが、あまり正しい表現ではありません。
髪の毛の内部で起きている反応で、さらに脱色を伴っているので仮に色が落ちても黒くなることはないんです
根元から新しく黒い毛が生えてきているので「色が剥がれた」ように感じているのだと思います






ヘアマニキュアを施術した人は「剥がれる」はある意味正しい表現です
それは後日お話します







美容師が行うカラーリングとは、このようにして行われています。





使用直前に1剤と2剤を混合しますがこの操作が染毛にとって大切な工程となります
1剤、2剤が混ざらないと薬の働きが不十分になります
そして空気(酸素)と触れると反応がどんどん進んでしまうので、薬を塗る直前で混ぜるのがのぞましいですね





今日はここまで




読んでくれた方々、お疲れ様でした。
大事なことですので、皆様に知っていただきたいです。


高橋でした
ごまふあざらししろたん



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