納車予定のE28型 535i。

納車時の点検で、シリンダーヘッドガスケットに僅かですがオイル漏れがあり、
思い切ってシリンダーヘッドのオーバーホールを施工して納車することにして売りに出しました。
内外装、機関もすべて完璧だった極上車は、すぐに売約頂き、
3週間ほどかかりましたが、やっとエンジン修理も完了し納車となりました。
シリンダーヘッドのオーバーホールの状況をご紹介いたします。
整備を施工したのは、私ポール(笑
普段は現場には出ませんが、この手の整備はまだまだ若いもんには負けていません。
ヘッドの脱着は先日のブログでご紹介いたしまし通り、2時間で分解!!
その後、シリンダーヘッドを研磨に出して、歪みを綺麗にして、
その後、燃焼室のカーボンを除去。
30年ほど焼き付いたカーボンはかなり頑固で、汚れを落とすのも一苦労ですが、
ここで裏ワザをお教えします。
それはワコーズ フューエル1

通常はガソリンタンクへ注入して、50Lのガソリンに混ぜて噴射しながらカーボンを溶かしていきますが、
今回は原液をそのままシリンダーヘッドの燃焼室にかけて洗浄してみました。
こびりついたカーボンは、見る見るうちに綺麗に。

そして、各バルブも、カーボンが溜まって真っ黒ですか、


更に、エンジンブロック側のピストンのカーボンも。

この様な状態が、

新品のピストンの様になりました。
これらはお客様は一生見ることが無い(見ることが出来ない)と思いますが、
見えない所にも手を抜かず整備することが大事です。
バルブの擦り合わせをして、

部品や工具の取引業者さん達も、最近この手の修理をやっている工場は無いね~と言っていましたが、
確かに、ヘッドの修理は少なくなりましたね。
ロッカーアームは状態が良かったけど、せっかくのOHなので新品にして、

組み上げて、微調整をして完成です。
Y様、もう少々お待ちください。
By PP