6年前のかーちゃんの

僧帽弁閉鎖不全症オペの時のことを綴っています。



四角グリーン四角オレンジ四角グリーン四角オレンジ



CCUに移った初日。



その日の担当は

CCUの師長さんでした。


師長さんは、男性で

全く偉そうにしていない

腰の低い、心配りが絶妙な

天使のような人でした。


この先の入院生活で

何度助けられたことが。




ICUでは完全に寝たきりで

自分では、体を動かすことが

ほとんど出来ず。


例えば

心臓のオペのあとは

痰がスゴく出るのですが

その痰を飲み込んではいけないので

全部、出さなくてはいけません。


でも、出すのがものすごく大変な作業。


胸骨を切っているので

咳払いができないのです。


いや、できないわけではないけど

抑えている胸骨に響いて

激痛!


なので、必死に手で胸骨が

出来るだけ動かないように支えて

クン、クン、と小さく咳払いしながら

痛みをこらえて出すのです。


寝返りなんて

もってのほか。


それほど、動けない。



それなのに

CCUに移動した直後



師長さん




さぁ、歩いてみましょう!!




ガーンガーンガーン





その時の光景

蘇ります。

6年も経ったのにw




しかも、廊下に出てみましょう、って



無理ですから!




だって、胸の真ん中の骨を

縦に開いてカパって開けたあと

心臓取り出して手術して戻して

開いた胸骨を元に戻して

ワイヤーで何箇所かねじって止めてるだけですよガーン




立ったら

上半身崩れてしまいやしませんか!?

(んなわけない)






でも、病院は

病人を寝たきりにはしません。



ようし。

立ってみよう。



恐る恐る

ベッドから足を下ろして座ってみます。



頭がクラクラするけど

なんとかなるかな。。。



次は。。

支えられながら立つ。。。




チーンもやもやもやもやもやもや




ひ、貧血が。




目の前で火花が散ったようになり

その後暗転。




一度座って

また立って



よし、なんとか行けそうだぞ。

という状態まで辿り着き




歩いて3歩くらいの

CCUの入り口の壁にしがみつくように

歩く。。




く。。。暗闇。。。





。。。ムリです。。。。







3歩の往復しか歩けませんでしたもやもや

しかも、抱えられて。



先が思いやられますドクロ