こんにちは。

 

野原 カオルコです。

 

昨日は小池アミイゴ イラスト講座2回目でした。

 

今回は3枚の画用紙に、幼いころにココロ奪われたもの、キレイなもの、好きなものを表す色を1色ずつぬる。という拷問のようなテーマでした。

 

 

なぜ拷問?

 

幼いころが父の暴力のピークであり、何度ためしてもいい思い出も、やな思い出も、なあんにも思い出せないから。

 

 

記憶のページを小学校の低学年までめくりまくって、とりあえず3コ選びぬりました。

 

それがこちら。

 

 

 

次の段階~ちぎって、組み合わせて、ひとつの作品を作る。


最初の段階の好きなものそのものを作るでもコラージュでもなんでもあり。(つまり破壊→再構築。)

 

で作ったのがこちら。

 

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クリスマスのような、レタスとトマトソースとチーズのピザの具みたいな。

 

帰り道、どうして赤いリュックか、白いスケート靴か、小学2年の遠足でいった公園の芝生を作れなかったんだろう。


翌日の昼休みまで引き続き考えてみました。

 

 

ひとつひとつぬる段階は思い出にひたり、画用紙にそのときの空気まで浮かびあがらせたいって夢中になった。

 

 

破壊において、30歳すぎに表現アートして、幼きころの無味乾燥な記憶の奥にたたずむ自分を想像して、抱きしめあたためて介抱する一方で、当時抱えていたであろう不安や怒りを代弁するかのように画用紙にたたきつけていた自分につながってしまったのかなと思う。


 

 

表現アートに夢中になっていた1~2年の間に、怒りや憎悪を表現した先で、希望や未来をほんわかやさしいタッチや色彩で画をかけるまでにはなった。

 

 

表現アートの場をはなれ、じぶんの人生を再構築しようと取り組み、仕上げにと共依存家族を出たら、父が自殺。


 

生きるも死ぬも本人の責任。

 

と簡単には割り切れない。

 

 

もっとしてあげられたんじゃないか。わたしも加害者のひとりだ。


 

いや。やれることは精一杯やった。自分を責める必要ないよ。

 

いやいや。もっと素直で家族をゆるせていたら・・・。

 

 

卵とニワトリ どちらが先? みたいな永遠にループする問答。

 

そんな命がけな問を抱えていても、平気な顔して朝起きたら会社にいくのが大人。

 

って言い聞かせて歩いてきて。

 

 

でもいまだにココロの検索窓に幼いころってワードを入力すると

 

殺伐とした心象風景とその裏にあるらしいどろどろとしたうごめきやら衝動につながってしまうみたいだ。


ふっと、スイッチが入ったみたいに無意識に手を動かしていたもの、とほ。


 

 

前回のクラスでは、大切な人と一緒に食べる夏パスタを描いた。

 

まだその人といっしょにご飯を食べたことがない。

 

食べることが好きなカオルコは、それを楽しみに夢見ているから

 

雑草や虫、チョウチョがとび交う生命力にあふれる自然農の畑の片隅で

 

畑で採れたての野菜でつくるパスタをそれは幸せな気持ちで描いたのだ。

 

 


表現アートを境に、小さな儚くてもかけがえのないものを積み重ねて生き直す土台にしてきた。

 

 

それ以前の世界も、それ以後の世界もカオルコの中に生き続けているんだ。

 


仕上げの1枚の画は忘れてはいないよねって手の平の上に載せられた歓迎されていない置き土産みたい

だ。やれやれ、こまったものだ。

 

 

 

うごめく衝動に手をあずけず、ささやかだけど幸せな、なんの変哲もない平坦な日常を丁寧に描いていきたい。


もしまた、検索窓から、無味無臭だけど衝動と混沌なそれ以前の世界に繋がったとしても。



 

 

 

 

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