遅咲きの八重桜(サトザクラ)は・・ | あべしんのブログ

あべしんのブログ

京都・奈良・滋賀。寺社、古墳、花……、史跡をぶらぶら散策するおじさんの日記です。
京都市内は、ランニングしながら、ぶらぶらしていることもあります。


皆さま、こんにちは。

新型コロナウイルスの感染状況が、大変なことになっているようですね。
京都市(府)、「まん延防止等重点措置」が適用されました。「緊急事態宣言」と“どう”違うか──ニュースではいろいろと解説されています。でも、全国的に見ると、“前”よりいっそう酷くなっている所もあり、今後さらに“最悪の事態”も考えざるを得ない気もします。
はっきり言って──。
Torchを持って走るためだけに、一旦全面解除し、Torchを持って走ることを続けるために“ワンランク下の”「まん延防止○○」にしているのか──と勘ぐってしまう、そんな今日この頃ですが・・。

「まん延防止○○」の1週目ですので、遠出したい気持ちを抑えて、市内をちょっと走ってみました。
こよみの後半、遅咲きの八重桜(サトザクラ)が「満開」になっています。

ここは、京都御苑出水の小川です。「市民の散歩の場」であり、遅咲きの八重桜の「お花見スポット」です。
ちょうど近くの幼稚園か保育園のお子たちが来られていて、何だか和やかでした。
これは、関山(カンザン)です。「満開」と言うよりも、もう「終わりに近い」感じでしたね。今年は早いです。

と言うのも──。
同じくサトザクラの一種、御衣黄が、ずいぶんピンクがかっていましたから・・。
はじめは黄緑色で、終わりに近づくと花の中心部からピンクがかってくるのは、他のと同じです。

御衣黄のファンとしては、年に1回は目にしておかなくてはならないのですが、、、今年はあぶないところでした。

「まん延防止○○」でなければ、奈良長谷寺とか西大寺御衣黄を見に行きたいのですが・・。
今年は、近場で我慢
します。
★(↑)過去の記事を参照ください。

おまけに、出水の小川ヤマブキの花。ちょっと色彩豊かに・・。
といっしょに楽しめました。
また、青モミジといっしょに楽しめました


「今年は早い」のならば、他の場所の御衣黄はどうかと、近くの堀川竹屋町桜並木御衣黄を見に行ったら、残念ながら──。
花も葉もついてませんでした。
たぶん枯れている・・。
枝だけの姿は、ちょっと無残なので、写真は控えます。

いったい何やろ・・。

代わりに──。
隣りの関山(カンザン)をどうぞ!
京都市内には、あと何ヵ所か、関山の並木がありますが──。

すぐ近く──。
二条城の北、竹屋町通りを西へ500mの二条公園関山(カンザン)もきれいです。
ここは、近所の人の憩いの広場です。小さな子ども連れから、お年寄りまで、何組か来られていました。

近くで見ると、バラ科であることがよく分かりますね!
ソメイヨシノ枝垂桜もいいけど、八重桜も・・。

余談ですが、二条公園の入口に、こんなサインが設置されていました。
ここは──。
平安時代には、平安宮の朝堂院の東、太政官宮内省のあった辺りに位置するようです。
また、江戸時代には、二条城の北西で、京都所司代下屋敷があった所でもあるみたいです。

長閑な公園ですが、その昔は、「わが国の中枢部」があった場所なんですね!

余談終わり。

おまけに──。
悔しいので──。
仁和寺御衣黄を覗いてみました。
こちらは、標高の関係かな・・。
まだちょっと、黄緑色が‘勝って(!?)’いました。

それにしても──。
上品な色合いだこと!

仁和寺関山(カンザン)もどうぞ。
それから、よく似ていますが──。

最後に、仁和寺楊貴妃です。
桜の花は、絶世の美女に例えられるのですね!
でも、そこの貴女!
間違っても、楊貴妃桜の側に立たないでくださいね。
せっかくの美しい花が色褪せて見えてしまいますから!
他の花見客に迷惑です、、、。