奈良大立山まつり2018 & ・・・ | あべしんのブログ

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京都・奈良・滋賀。寺社、古墳、花……、史跡をぶらぶら散策するおじさんの日記です。
京都市内は、ランニングしながら、ぶらぶらしていることもあります。

今日は──。
もう日付が変わりそうですが──。
今日〈1月27日〉は、平城宮跡で行われました奈良大立山まつりを見に行ってきました。
※少し前に言ってました通り──。

3年前から始まりました、新しい「ならの冬のイベント」です。

江戸時代から、奈良県内各地には「造り物を身代わりとして厄を落とす」と言う風習があり、それを「立山」と呼んできたそうです。

その風習をもとに、始まったお祭りなのです。
四天王をモチーフにした高さ約7mの大きな山車(大立山)が、無病息災を祈念して練り歩く「大立山巡行」がメインの行事です。


その前に──。

平城宮跡内の会場では、奈良県各地の伝統行事が披露されます。3日間で、27の団体が参加されているそうです。

その中から、ほんの少し──。
私が会場で見たものを──。

着いた時は、地元の方(寧鼓座)の太鼓演奏の真っ最中でした。

寧鼓座の皆さんは、その後も、いろいろな場面で活躍されていました。

曽爾村から、曽爾の獅子舞が来ていました。

伊勢大神楽を源流とし、300年にわたり受け継がれてきた獅子舞です。奈良県の無形民俗文化財に指定されています。
前から見たかったんです。この時間に間に合うように会場に着くように頑張ったかも……。

それから、橿原市だんじり保存会より、十市町の2基のだんじりが登場しました。

この2つ(曽爾の獅子舞だんじり)は、ともに秋のお祭りです。

それから、それから──。
河合町廣瀬大社より、御田植祭砂かけ祭〉が来ていました。

2月11日(祝)に行われるお祭りです。
当日の《関西ローカルの夕方のニュース》では、毎年のように砂をかけ合う光景が画面に映し出される"有名な"奇祭です。

およそ1,300年前に天武天皇が五穀豊穣を祈願して始めた「大忌祭」が起源とか……。
河合町の無形民俗文化財です。

さすがに、ここで「砂をかけ合う」ことはできませんので、今日はこんな感じに・・・。

もう半月後に迫っていますね。たぶん、いいコマーシャルになったと思います。
大和盆地を流れる全ての川が合流し、大和川として大阪平野に向かう、そんな所にある河合町廣瀬神社──前から興味があったんです。見に行ってみたくなりました。
もっとも、砂をかけ合う場面は、カメラやスマホが壊れるおそれがあるため、写真は残せないでしょうが・・・。

それから、それから──。
静御前ゆかりの大和高田市から、白拍子の舞が・・・。

"あの"静御前の母の出身地だと言う伝説があるとか……。


ここまで、じっと見ていると、指先や足の裏が凍りつきそうで、耐えられなくなってきました。
時おり、雪も舞っていましたから!
おそらく、気温も零度を下回っていたと思います。

そこで、「あったかもんグランプリ」の会場へ向かいました。
奈良県39市町村が自慢のメニューを持ち寄って開催されるもの。

食べてみたいと思っていた野迫川村の"あれ"が完売だったので、どれにしようかと迷っていたところ──。
王寺町のゆるキャラ雪丸ちゃんに誘われたので──。
※もちろん、聖徳太子の愛犬・雪丸がモチーフです。

王寺スタミナあんかけ皿うどんをいただきました。王寺町の山(明神山)を表しているそうです。雪丸印のかまぼこがカワイイ・・・。
おかげで、暖まり、生き返りました!


また、奈良県内各地の立山の展示も見ておきました。

上の写真は、広陵町大垣内立山祭りから……。

そして、下は、御所市東名柄天満宮天神祭立山です。

掲載枚数の都合で、全部は紹介できませんが、どちらも"某"○HKの「朝ドラ」や「大河ドラマ」をモチーフにした造り物が目立っていました。


あっ、それから、昨日(27日)は、若草山焼きが行われた日でもありました。

平城宮跡からは、ちょっと遠いのですが──。
18時15分、東の方の空に花火が打ち上げられました。
それに続いて、若草山が焼かれ、その輪郭が夜空に浮かび上がりました。

平城宮跡では、若草山まで距離があるので、あんまりいい写真は撮れませんでした。
──ですので、これ(若草山焼き)については、詳しく書きません。


クライマックスは、「大立山巡行」でした。

19時30分から、勇壮な四天王大立山大極殿院の前を練り歩き・・・。


来年以降も、盛り上がり「ならの新春の風物詩」になっていけばイイですね!

思いっきり、体が冷えてしまったので、暖まってから、スマホ画面に向かいました。
ちょっと遅くなって、スミマセンでした。

では、また、、、。