観蓮会 ~ 早朝の法金剛院から ~ | あべしんのブログ

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京都・奈良・滋賀。寺社、古墳、花……、史跡をぶらぶら散策するおじさんの日記です。
京都市内は、ランニングしながら、ぶらぶらしていることもあります。

蓮の花――。

心の汚れた私が言うのも何ですが……。
は泥より出でてに染まらず」との言葉のように、蓮の花(蓮華)は、清らかさの象徴だそうです。
仏教では、泥水の中から生じて、美しい花を咲かせる姿が、仏の慈悲や教えに喩えられるそうです。


いよいよ、暑い夏の盛りですが――。
ここは、ひとつ。
蓮の花を眺めて、心を落ち着かせたいものです。

このブログでは、何度も訪れて、いや拝観させていただいております。早朝の法金剛院から、観蓮会(かんれんえ)の様子をレポートさせていただきます。

何度も――と言うことは、"私の好きなお寺"だからです。
仏像あり、お庭あり、史跡あり、歌碑あり……。
そして、待賢門院璋子さま所縁の――すなわち「文学の舞台」です。
さらに、何と言っても、など、お花の綺麗な「花の寺」ですから……。
※それに、私の住まいからは、ゆっくり歩いても15分ほどですから、朝の散歩に最適です。


JR嵯峨野線・花園駅の真ん前の――。

法金剛院では、7月中旬からおよそ3週間、蓮の開花に合わせて、早朝の拝観が実施されています。観蓮会です。
今日、訪れましたが、一番の見頃を迎えていました。心地よい朝の空気を吸いながら、を堪能させていただきました。

※今年は、7月31日(日)までです。
朝7時に開門されます〈15時に受付終了〉。境内には、90種をこえるが植えられています。


仏教においては、大切なであります蓮の花
仏教信者といたしましては……(?)。
こんな煩悩まみれの、戒を破ってばかりの私が、仏教信者を名乗ると、世間の皆様からは怒られそうですね!
ニセ仏教信者としましては!


泥水の中に根を張りながらも、水面から上には綺麗なを咲かせる姿を見ていると――。

今が……、泥沼の中のような、絶望的な状況でも、将来、良いことがありそうですね。が濃いほど、水が汚れているほど、大輪の花を咲かせるそうなので、きっと希望が持てそうです。



法金剛院では、必ずお参りしますのは、収蔵庫の木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)です。
私の好きな仏像です。
定朝の流れを継ぐ、仏師・院覚の作と伝えられています。

◆当然のことですが、仏像の写真はございません。この奥の建物の中においでになられます。
本当に美しい、前に座らせていただくと、心が落ち着く阿弥陀如来さまです。

「一蓮托生」と言う"用語"がありますよね。今は、何か"変な意味"で使われますが……。
本来は――。
「良い行いをした者は死後、極楽浄土に往生し、同じ蓮華の上に生まれ変わって身を託す」と言う意味だそうです。
転じて、「良し悪しに関わらず、行動や運命を共にすること」だそうです。

この仏像は、待賢門院璋子さんが拝まれた阿弥陀如来坐像です。待賢門院さんも、この仏像蓮の花を見て、極楽往生を願われたのかも――と想像をふくらませると……。
本堂の縁側の腰掛けて、ゆっくり瞑想にふけりました。


もうちょっと……。
法金剛院のことを書いておきます。

巨石によって組まれた滝口が、復原されています。昭和45年(1970)に、発掘復原された平安時代の滝石組です。

日本最古の人造の滝とも……。
「青女(せいじょ)の滝」と名付けられています。いい感じで、水が流れて、爽やかな空気がまわりにただよっていました。


再び載せさせていただきます。平安時代後期の女流歌人・待賢門院堀河歌碑です。『百人一首』にもありますから、皆さま、ご存知ですね。

長からむ  心も知らず  黒髪の
   乱れて今朝は  物こそ思へ

待賢門院璋子さまに仕えた人でしたから、たぶん、ひょっとしたら、いやおそらく、この地で、"この歌"を詠んだ(かも・・・!?)。


おまけですが――。
境内の仏手柑(ぶっしゅかん)の実が大きくなっていました。

不思議です。ここで見ると、ほんとに"仏さまの手"のようでした。


おまけのおまけに――。

紫陽花が、まだ見られました。

境内の――。

佛足石と。

石仏と――


お地蔵さまと――。


では、これから――。
妙心寺と、仁和寺の境内を通り抜けながら、ランニングをして、帰ります。


★スミマセン、たくさん写真を撮ったなかで、適当に選んで記事にしましたが、何となく選択を間違ったような気がします。
今から、悩むのも……。
変なものも載っているかも知れません。ごめんなさい。