それともジヒドロテストステロンのレヴェルが高い分、テストステロンの方は品薄のような状態になり、レヴェルは低くなるのか。 わからない。  胎児期の脳の男性化にはテストステロンが一番大きく関係するはずで、ぜひ知りたいところだが、残念ながらこの件についてはまだこの段階ではお預けということになるのである。 アジア系はゲイ界で人気がない 男性同性愛者の間では実際、ペニスは魅力の一つとして大変重要で、見られたり、比較されたりするパーツとされる。 むろん大きい方がよく、大きいものの持ち主には盛んにオファーがかかる。  サウスーオーストラリア大学のM・ドラモンド(Drummond)らは、いろいろな年齢層の同性愛者の男、計三〇人にインタビューを行なっているが、その中にこんなエピソードがある。  あるオーストラリア人の男性同性愛者が日本にしばらく滞在し、日本の男とセ″クスした。 彼によれば、それは悪夢としか言いようがない出来事だったという。  サイズの足りないその代物で一時間にもわたり、「シガー、シガー、バン、バン」と攻められたが、まったく何の満足も得ることができなかったというのである。  このようにペニスの大きさが問題となるゲイ社会では、モンゴロイド(アジア系)の男はコーカソイド(ヨーロでハ系)、ニグロイド、ラテン系の男よりも随分低く位置づけられている。 ペニスの大きさは、ニグロイド、コーカソイド、モンゴロイドの順だからである(もちろん、全体としてそういう傾向があるというだけで、個人として見たら、ニグロイドよりも大きい物を持つモンゴロイドだっている)。