今年、最初の読書。
先月に発売された知念先生の新刊。
『十字架のカルテ』
CMでも流れていたので
ご存知の方も多いかと思います。
調剤事務になってから時間が無くて
なかなか読み進めれなかったんですが



短編集になっているんだけど
ちゃんと繋がりがあり
「どうなるんだろう?」と読み進めて
最後には「えっ!!」と謎がとける(笑)
精神科医が主人公の話ですが
難しい専門用語もわかりやすく説明があり
すんなり入っていけたけど
実際にテレビのニュースで目にする
「精神鑑定の結果・・・・・・」という報道の背景には
被疑者と精神科医の間で
こんなやり取りがあるんだと、少し複雑にもなりました。
誰しもが陥る「心の闇」。
その心の闇を覗く精神科医。
調剤事務をやっていると
精神科の処方箋を目にすることも多く
こんな小さな粒で、患者さんの精神が安定するのか・・・
と、思うと同時に
それはその患者さんにとって
根本的な解決になっているのか・・・
と思うこともあります。
ミステリーとして面白かったけど
ちょっと色々考えてしまいました

でも、現役の医師である知念先生だから
描けるストーリーだと思います!
次の新刊も楽しみ
