うちの家族のメンズたち(父・弟・旦那)に

「新選組で一番好きなのは誰?」

と聞いたら

「斎藤一」

と、3人とも口を揃えて答えるほど
我がメンズ家族に人気の斎藤さん。


そんな斎藤さんのことが書かれた本を
去年にある人からいただき
今さらですが読ませていただきました。





赤間 倭子さんの
『新選組副長助勤 斎藤一』



これは去年に読んだ
大内美予子さんの『沖田総司』を
読んだとき
「これもどうぞ」って感じで
いただいたものだったと思います。


↑大内美予子さんの『沖田総司』。


調べてみると
赤間 倭子さんは斎藤さんを研究されている
第一人者だそう。

でも、読み終わった感想は

「う~~ん・・・あへへ

って感じでしょうか。


面白くなかったわけじゃないんです。

ただ、色々かわりづらいaya
「史実」と「創作」の境目が
イマイチわからない・・・。

筆者自身があとがきで
「これは歴史小説だ」と言ってらっしゃいます。

私もそのつもりで読んでいたら
いきなり史料が掲載されて
筆者談が書かれていたり・・・。
(親族から聞いた話とか)

なので、こういうことされると
ごっちゃになってしまう。

例として・・・

ここでは芹沢さんの暗殺メンバーとして
描かれていました。
でも、今まで読んできた史料に
斎藤さんの名前は見た事がないガーン!!

もう一回、自分の持ってる史料とか
ネットで検索かけちゃったよガーン

この部分は創作ですか?
史実ですか?
って、今さらな質問したくなるじゃないですか・・・ヤバイ


あと、原田さんや永倉さんと
会話する場面があるんですが
その会話が誰のものなのか
パッとわからなかったり

やたら、「彼は」という表現が
使われているんですが
それが、時に土方さんだったり
斎藤さん以外の人物を指してるときがあり
わかりづらかった汗

あと、前半部分は
近藤さんや土方さんがえらく
悪者に描かれていてびっくり汗

御陵衛士にスパイとして入り込んだとき

なんで俺がこんなこと
しなきゃいけないんだ~・・・怒

みたいな感じに取れなくもないというか(笑)

私の中の斎藤さんのイメージと
ちょっと違うというか・・・。

これは、私が知らなさすぎるだけ
なのかもしれませんが。


でも、油小路の変が
伊東さん側から描かれている点や
会津戦争から、その後部分は
今まであまり目にしたことがなかったので
新鮮な感じは受けました。

斎藤さんの場合、史料が少なすぎる・・・
っていうのもあるんだと思いますが
斎藤さんの魅力が
充分に描ききれてないような・・・

なーーんか、そんな印象を受けました。


「歴史小説」として世に出したいのなら
史実に基づく史料はいらんだろうしaya

ただ、この本自体が随分前のものなので
新しい斎藤さん関連の本を読むと
また違った印象を受けるのかもしれませんが・・・sei


わかりづらい部分はあったけど

「斎藤一」

というひとりの人物が生きた
歴史の流れは掴むことができたと思います。


あの激動の時代を
「生き抜かれた」んだなぁ・・・と。


さぁ、次は新選組の小説です!!
今まで読んだ中で
最も長編で600ページ近くありますが
頑張って読むぞーーーキャー