俊輔・・・
左ひざ 悪化・・・
もう 目の前だというのに・・・
岡田ジャパン非常事態…俊輔、左ひざ悪化
サンケイスポーツ - 2008/11/18 8:04

サッカー日本代表W杯最終予選直前合宿(17日、ドーハ)日本代表MF中村俊輔(30)=セルティック=が17日、ドーハに到着した。先発した16日のハミルトン戦で左ひざを再び痛めており、19日のW杯アジア最終予選・カタール戦(ドーハ)出場に不安が発覚。日本代表・岡田武史監督(52)は最悪の事態も想定し、18日の公式練習で最終判断することを明言した。
岡田ジャパンの必勝態勢は、ドーハの砂漠に作られた砂上の楼閣なのか。欧州組の大トリでドーハに到着した俊輔。表情は明るかったが、実はグラスゴー出発前に衝撃事実を告白していた。
「負傷しているところに相手が乗っかってきて痛めた。今も痛い」
2戦連続ゴールとなるPK弾を決めた16日のスコットランド・プレミアリーグ、ハミルトン戦で再び左ひざを痛めたことを明かしていたのだ。6日の練習で痛めた部位で、12日のキルマーノック戦で公式戦4試合ぶりに復帰し、順調に回復していたはずだった。しかし、再び暗雲だ。
試合後は、予定通り経由地ロンドンでの1泊を経てカタール航空でドーハ入り。グラスゴー出発時には「足は問題ない」と強行出場に意欲をみせた。6月の3次予選・タイ戦でも痛む右足首に麻酔を打って出場しており、今回も出場を直訴する可能性は高い。しかし、長距離移動をはさむ過酷日程に不安は募る。
この状況に、岡田監督も顔を曇らせた。16日の練習後、同時刻に行われていたリーグ戦での途中交代を知ると「けが?」と慌てて報道陣に逆取材。「本人と話し合って状態を確認してから(出場させるか)決める。1度見て決める」と、18日の公式練習で最終判断することを明言した。
俊輔は、当初は不参加の予定だった17日の練習に、あえて顔を出した。午後5時35分にドーハに降り立つと「足? (移動で)固まるからね。今から動かします」とすでに始まっている練習に直行。練習着に着替えた俊輔と早速会談した岡田監督は「大丈夫かと聞いたら“大丈夫”と言っていた。でも、今日はランニングしただけ。明日(18日)にならないと、何も分からない」と話した。
DF中沢、GK楢崎と守備の要を欠く中、またも中心選手に不安が浮上する緊急事態。監督の進退もかかる大一番まで、あと1日。俊輔の状態が、日本の命運を握る