勝ち点3へ 不安が募る・・・
ここにきて 怪我人続出
明日13日ホムスタ開催のシリア戦で
怪我人がでないことを願わざるを得ない・・・
ノーモア中沢!岡田監督が闘莉王特別扱い
スポーツニッポン - 2008/11/12 7:04
親善試合シリア戦(13日、ホムスタ)とW杯アジア最終予選カタール戦(19日、ドーハ)に向けて合宿中の日本代表は11日、神戸市内で本格的な練習を開始した。左すね打撲などを抱える満身創痍(そうい)のDF田中マルクス闘莉王(27=浦和)は練習途中から別メニューとなった。守備陣に故障者が続出する厳しい状況だけに、岡田武史監督(52)もついに“特別扱い”を容認せざるを得ないところまで追い込まれた。
6対6の戦術練習が一段落すると、闘莉王がおもむろに黄色いビブスを脱いだ。全体練習の最後に行われた4対4のゲーム形式練習には参加せず、レガースを外してランニングを開始。突然、別メニューに切り替えたため故障が心配されたが、闘莉王は「練習中に、どこかを痛めたわけではない。打撲だったりいろんな所が腫れたりしている。大事なのはカタール戦だから、バランスを考えて調整しないといけない」と説明した。
10日から始まった合宿前にDF中沢、GK楢崎の主力2人がケガで代表を辞退。闘莉王も左すね打撲や両太腿痛などを抱える満身創痍の状態で負荷を掛けすぎれば、いつ故障離脱してもおかしくない。岡田監督は「ケガ人が多いし練習メニューを考えないといけない」と話しており、守備陣の最後のとりでである闘莉王に独自調整を許可。本来は規律を重んじ特別扱いを嫌う指揮官だが、チーム崩壊危機に陥り、背に腹は代えられない状況だった。
もちろん闘莉王は別メニュー調整に切り替える直前までは全力でボールを追った。中沢の代役候補である寺田や高木とストッパーを組み、闘志あふれるプレーを披露。クロスからのシュート練習で攻撃陣がミスを犯すと「意図を持ってプレーしろ!」と怒鳴り散らす場面まであった。
今後は痛みと相談しながら、カタール戦に照準を合わせて調整を行う方針。「W杯予選は相手も必死で戦ってくるので、2人(中沢と楢崎)の分まで頑張らないといけない」と力を込めた。カタール戦は4大会連続のW杯出場へ向けた正念場。闘将ははやる気持ちを抑えて、徐々に調整のピッチを上げていく。