日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(71)は4日、ゼロックス・スーパー杯、鹿島-広島戦(1日、国立)で警告が乱発されたレフェリングについて初めて言及し、「問題があったといわざるを得ない」などとゲームコントロールの悪さに苦言を呈した。8日のJリーグ開幕を目前に控え、審判全員に対して引き締めを図った。
J開幕目前。川淵キャプテンは自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組(ニッポン放送「キャプテン川淵の行こうぜ! オレたちのニッポン!」)の収録で、やや表情を曇らせて口にした。
「ゼロックスではレフェリーのコントロールがかなり悪かった」
家本政明主審は11枚のイエロー、3枚のレッドとカードを乱発。両軍の選手も感情的になり、荒れた試合となった。
当日は周囲に配慮して言及しなかった川淵キャプテンだが、この日は「もちろん選手も悪いけど」としたうえで、「事前に選手に注意するなどの配慮が必要だった。カードは起こった出来事に出せばいいわけではない。レフェリーとして一番大事なのは笛を吹くことではなく、いかにゲームをコントロールするか」と語った。
カードが出ない試合の流れを作り出すことこそ、審判の仕事ということだ。2月の東アジア選手権では、北朝鮮人主審の不可解な判定で、日本代表が中国代表のラフプレーに何度も遭って苦しめられたばかり。
「中国戦ではレフェリーが早めに止めないまま進行したため、日本はかなり危ない目にあった。早めに危険なプレーを抑止するレフェリングをすべき」と川淵キャプテン。そんな思いもあっただけに、開幕直前のJリーグの審判には、さらに的確な統率を望んだ。
「問題があったといわざるを得ない」。日本サッカー界のトップとして苦言を呈すると、その考えを日本協会・松崎審判委員長にも通達。クリーンでスムーズな試合進行を指示した。
開幕戦での担当主審これもまた気になるところだが・・・
簡単な話し
笛を吹かせなければいいんじゃない彼には

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