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試合終了後に猛抗議をする鹿島・中後(左)にイエローカードを提示する家本主審=国立競技場 |
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「ゼロックス・スーパーカップ」(1日、東京・国立競技場)
昨年度天皇杯準優勝のJ2広島がリーグ、天皇杯王者のJ1鹿島をPK戦で制し、J2勢として初優勝した。今季初の公式戦はレッドカード3枚、イエローカード11枚が乱舞する前代未聞の荒れ試合。試合終了直後には家本政明主審(34)の判定を不服として、鹿島サポーターがピッチ内になだれ込んだ。鹿島側も意見書提出の方針を固めるなど、後味の悪い幕開けとなった。
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PK戦終了直後、家本主審の周囲を鹿島イレブンが取り囲んだ。さらにスタンドからは十数人の鹿島サポーターがピッチになだれ込み、異様なムードとなった。
開幕前の腕慣らしの一戦は、お粗末判定の末に大荒れ結末を迎えた。ある日本協会幹部が「ぶち壊しだよ、あいつ(家本主審)」とつぶやき、鹿島の鈴木強化部長は「荒れる要素はない。選手だけのせいにされるのは心外。怒りを通り越してあきれた」と肩を落とした。
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優勝を喜び合う広島イレブンの横で、審判団に猛抗議する鹿島の選手たち(左) |
試合後複数の選手、関係者が「久保と中後が接触」と証言した。鹿島GK曽ケ端は「久保さんも苦笑いしてました」と明かし、MF青木も「何がなんだか分からない」と話した。
さらに、PK戦ではGK曽ケ端がDFストヤノフ、FW佐藤寿のシュートを一度は止めながら、いずれもシュート前に前方へ動いたとしてやり直しを命じられた。後半35分まで2-0でリードしていた鹿島側からしてみれば、納得のいかない判定の連続だった。
乱れ飛んだカードはレッド3枚、イエロー11枚。鹿島DF岩政、大岩、広島MF李漢宰の退場は、J開幕戦に持ち越される。
家本主審は06年9月に「一貫性のある判定ができていない」として、香港で1カ月の研修を命じられた過去がある。鹿島MF小笠原は「Jにも影響があるのに、あそこまでやる必要があるのか。一番冷静でなければならない人(主審)が感情的になった」と漏らした。
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こういう主審に笛を吹かせていいの?
Jとしても真摯に受け止め よ~く検証し
対処してもらいたい
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