信子の部屋へようこそ
このblogは
魂とつながる時間になるように
という気持ちを込めて書いてます
こんにちは

毎日暑い日が続きますが
いかがお過ごしですか
写真の整理をしていたら
懐かしい写真を見つけました
写真に写る私
風の匂いの記憶が
甦ってきました
風の匂いが教えてくれた
22歳の私に届けた手紙です
『風の匂いの記憶 − 63歳の私から22歳の私へ』ねえ、覚えてる

あの沖縄の風の匂い
やっと自由になれたって
胸いっぱいに吸い込んだあの空気
どこまでも真っ直ぐで
ちょっと無防備で
愛されたいと願っていたあなたへ
今、63歳になったよ
あなたはまだ
自分の価値も知らずに
愛される方法も
愛し方も、わからなかった
ただ
『ここじゃないどこかへ』って
夢中で走ってたよね
結婚っていう形に
自由や安心を重ねて
『好き』という事だけを
頼りに新しい世界へ飛び込んでいったね
怖さに気づかないふりをして
そのまっすぐさが
いじらしくて
今の私にはまぶしいよ
この先に
待っている人生が
どれほどの
悲しみと奇跡を含んでいたか
あのときの
あなたには想像もつかないと思う
でもね
全部、魂のシナリオどおりだった
ちゃんと
愛に戻ってくる道のりだったんだよ
たくさん傷ついたね
自信が持てなかったこと
自分を好きになれなかったこと
何度も
『ごめんね』って
心でつぶやきながら
それでも
誰かのために生きようとしたあなた
お父さんとの確執も
お母さんへの寂しさも
今なら
少しだけわかる気がする
親もまた不器用な
『誰かの子ども』だったんだよね
だから
今の私は言えるんだ
『ごめんね』じゃなくて
『ありがとう』ってね
不器用でも
まっすぐでも
逃げたくても
逃げなかったあなたがいたから
私は
今ここで『本当の自分』に出会えたんだ
本音を話すことの怖さも
誰かの
手をそっと握る勇気も
みんなあなたが教えてくれたんだよ
だからね
もう大丈夫
これからは
自分のために生きていいよ
風のように自由に
光のように優しく
あなたの歩いてきたすべてが
今の私をつくってくれた
ありがとう、22歳の私
ずっと、ずっと好きだよ
63歳の私より
(そして心の神様の声とともに)
この一枚の写真が
風の匂いと一緒に
昔の私を今ここに呼び戻してくれました
これは私の大切な記憶です
あなたも写真を見つけたら
きっと
昔の自分に
会いたいと思うはずですよ

あなたの心に優しい風が吹きますように
