信子の部屋へようこそ。
このBlogは、魂とつながる時間になるように
という気持ちを込めて書いています。
今日の話
今日は少し重たい話をしようと思います
『家族を看取るって考えた事ありますか』
自宅で介護を経験をした人なら
看取るがどういう事か分かって頂けると思います
主人の話をしますね
脳出血を起こし9か月間の入院
その後2年の自宅介護
死と隣り合わせな状態で自宅での介護は
とても怖いことでした
四肢麻痺、喉にカニューレを入れることで
呼吸ができている状態でしたから
もちろん話すこともできません
自分が看護師のやることをやらないといけない
想像できますか?
おおげさに聞こえるかもしれませんが
主人の命、私が預かってる
みたいな。。。。。
急性期、回復期、慢性期って
聞いたことがありますか?
慢性期
ある程度、病気も安定して
長期的な治療と向き合う
この時期になると
言葉が悪いけど
病院を出されるんですね
そうなってくると
リハビリ施設に移るか
自宅に帰るか
この選択をしないとならない
このへんはすごくシビアです
私は自宅に帰ることを選んだ
言葉で言うのは簡単だけど
なにより
主人が望んでいたと思いましたから
家に帰ってきてから
担当の医師から
『こんな話を聞くのは嫌かもしれないけど
脳出血を二回やっているから
三回目がいつ起きてもおかしくない
その時は覚悟してください
時がきたら
看取る
ということで大丈夫ですよね』
『今は考えられないと思うけど』
と先生から言われたけど
正直
帰ってきたばかりなんだから大丈夫でしょう
こんなに顔色もいいし
何より主人の表情が全然違うんだから
と思いましたね
三回目の脳出血がいつ起きてもおかしくない
と言われてから
なんか変だなと思うたびに
何度救急車を呼んだことか。。。![]()
決まっておかしくなるのが夜中
オムツ交換、痰を取ったりで
熟睡ができないので
『あれっ、なんかおかしい』
と気付くんですね
夜中は担当の先生は来てくれないので
救急車を呼ぶしかないんです
『あ~今日も大丈夫だった』
とホッとして帰ってきたけど
でも
あの時は違ったんです
嘔吐から始まって意識がない
恐れていた言葉が。。。
『三回目の脳出血だね』
頭が真っ白になって
パニクって![]()
先生に食って掛かって
しまった![]()
『なんでMRIで調べてないのに分かるのよー』
『脳出血じゃないかもしれないよー』
『ちゃんと調べてよー』
と。。。![]()
実際そうなってみると
いくじがないんです![]()
認めたくないんです
でも
悲しいけど、認めたくないけど
認めないと。。。
意識がないけど声は聞こえてる
もう苦しそうではない
看取るとは
からだにも心にも寄り添ってあげること
看取るって
私たちのためでもある
今までやってきたことの整理ができる
そして一番は
『今までありがとう』
長く夫婦をしていれば色々あります
許せないこともたくさんありました
でも私は介護という形だったけど
一緒に生きて行こうと思いました
神様から
『もう一度夫婦のやり直しをしなさい』
と言われているように思えたから。。。
介護して看取ることは
私に与えられた事だったのだと思います