太平山(奥岳)! | 満天の星空を夢見て

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高齢者の写真備忘録!

太平山旭又登山口からちょっと入ると・・・これがの登山道?と思わせるゆるやかな傾斜の山道が数百メートル続きます。
もともとは秋田杉搬出用に作られたトロッコの道のようで、階段のように見えるものは廃線跡の枕木だそうです。


先週登った前岳・中岳と同じような・・・キツイ登りが続きます。
階段状で登りやすい感じもしますが、疲れが増して、膝がガクガク状態の下りでは、
その木の節に足を引っ掛けてしまうと・・・頭から転んだらそれこそ危険です。


汗を拭き拭き、休憩時間も徐々に増えて・・・山頂はまだまだ先。
しかし、そんなとき励みになるのが・・・見上げた空の青空と眩しい新緑です。


花を見つけても「この花以前に撮った~」などと無視しながら、登り始めて2時間35分。
稜線にやっとのことで到着。空は快晴、一気に視界が広がります。


8時35分、山頂~!本日一番乗り~。
登山のご褒美はやっぱり360度パノラマです。これがあるから登るんですよね~!
登山口から山頂まで標高差が880m。2時間45分の登山でした。


荷物を降ろして、素晴らしい光景にウットリ、しばしボ~っと。
荷物置きにさせていただいたのは・・・方位図盤です。


ボ~っとしていても腹は減る?お腹あたりからはグ~グ~
出発前にサンクスで買った五目おにぎり1ケ食べましたが・・・エネルギー切れです。
今日の山頂での朝食はシーチキンマヨネーズおにぎり+チキンラーメン。卵入りです。
新しく買ったプリムスバーナーが大活躍、少し位の風では消えません。それにしてもゴ~っと凄い音と火力です。


食事が終わり後片付けをしていたら、中年の登山家らしき紳士?(私も十分中年なんでしょうけど)が登って来ました。
私はその紳士に「この山初めてなんですけど、この周辺に熊はいるんですかね?」
と馬鹿な質問をしたら、その紳士は「この辺?熊はウヨウヨいるヨ!まぁ長年登っているけど登山道に出た話は聞いたこと無いネ~!」

熊が多いということは知ってましたけどね~ニュースでも良くでる地区だし・・・何せ今日は一人での登山、それも第一陣?正直非常にビビッてました。
まぁ鈴は付けてましたけど、全く意味が無いというお話もある訳で・・・

下山途中も・・・獣の匂いがするな~と思った瞬間に横の林でガサガサ・・・ヒェ~
大声で「森の熊さん」歌ってしまいました。見られていたかもしれません。

そしてしばらく歩いて・・・後ろに気配が~と振り向いたら・・・
若いアンちゃん一人がすぐ後ろに。このときは本当にビックリしましたね~
その彼は走って下りてきたんですね~道を譲ったら、跳ねるように去って行きました。

熊も人間を恐れている訳で、人の気配を感じれば、おとなしく木の影から立ち去るまで見ているとのことです。熊の領域に入らなければ大丈夫とのことらしいです。

山頂から見る秋田市と日本海。稜線の向こうの山(真ん中よりちょっと左)が先週登った中岳(951m)、その右の低山が前岳(774m)です。


ちょっと左に目を向けるとそこには・・・鳥海山だ~2236mはやっぱり高いね~
今年は9年振りに矢島口(祓川)から鳥海山目指します。しばらくは準備練習です。


森吉山(1454m)、この山も予定しております。お花畑がすごいとか!


真ん中にうっすらと見えるのが標高2038mの岩手山。女房付き合ってくれるかね~。


貸切状態の山頂で1時間ほどくつろいで9時30分下山開始。
稜線を下って、分岐を下りずにまたちょっと登ると旭岳(1140m)があります。せっかくですから行って山頂のお地蔵さんに挨拶してきました。旭岳から望む太平山・奥岳山頂です。


この日はポールの使用がいかに膝の負担を抑えるか?そんな実験もしました。
結果・・・すごい。1本よりは2本。下りだけなく、登りでも相当に威力を発揮。
しかし、頼りすぎは危険であることも知りました。筋力つけることが優先ですね。
決して皇潤なんかに頼りません。