オランダ絵画の黄金期
光と色にこだわりぬいた巨匠
ヨハネス・フェルメール。
現存する作品はわずか35点とも言われています。
※取材で伺い、会場内は許可を得て撮影しています。
今回大阪市立美術館の「フェルメール展」には
過去最多の6作品が集結しています。
(東京展は2月3日で終了)
今回は、
大阪初上陸の作品をご紹介します。
「手紙を書く婦人と召使い」
1670-1671年頃 油彩・カンヴァス
アイルランド・ナショナル・ギャラリー
手紙を書く女主人。少し所在無げに外を見ている召使い。
雇う側と雇われる側という階級の違いが、衣服からも見て取れます。
窓から差し込む光は、印象派などが描く明るく強くまばゆいものではなく、
弱く柔らかく全体を照らしています。一種の静寂を表しているそうです。
光に着目すると
召使いの顏の左側と女主人の帽子には明るい光が当たり
後ろに掛けられている絵は少し暗く、カーテンの前に存在する。
静寂と、微妙な光の明暗表現は、フェルメールの絵の魅力です。
そして、画面左の作品が
「マルタとマリアの家のキリスト」
1654-1655年頃 油彩・カンヴァス
スコットランド・ナショナル・ギャラリー
作品を鑑賞した後は、記念にこんなグッズはいかがですか?
図録やポストカードはもちろんおすすめですが、
可愛らしいフェルメールミッフイーちゃんえは
思わず家に連れて帰りたくなる可愛らしさです。
大阪市立美術館で
5月12日まで開かれていいます。