これまでも何度かご紹介してきました
琵琶湖ホテルの「百人一首カクテル」
第6弾となる今回は、、
平成の終わりと新しい元号が始まる年を記念し、
“終わり”と“始まり”を感じられる、時代の移ろいをイメージしたとか。
① 終の煌き ¥1,500
【歌番号56 和泉式部】
「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな」
意味)私はまもなく死んでしまうでしょうが、あの世への思い出として、せめてもう一度貴方にお逢いしとうございます。
人生の“甘酸辛苦”をカクテルの味で表現。
バニラアイスやいちごとラズベリーで“甘酸”を
ピリッとしたアクセントとなる滋賀県産弥平とうがらしと、シェリー酒で“辛さ”や“苦み”を。
最期の強い情念や心の叫びを、フランベの炎でイメージして仕上ています。
(2)九重の八重桜 ¥1,700
【歌番号61 伊勢大輔】
「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」
意味)昔栄えた奈良の都の八重桜が、今日はこの九重の宮中で色美しく咲き誇っております。
「奈良の桜よりいっそう美しく咲き誇っているようだ」と、褒め称えた今の宮中の栄華ぶりを、金箔を使ったシャンパンとオレンジキュラソーのカクテルで鮮やかに表現。
かつての奈良の栄華を思わせる桜を、彩りよく器に飾り付けました。
(3)在りし日の世 ¥1,400
【歌番号99 後鳥羽院】
「人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は」
意味)貴方にお見せしたいものですね、この血の涙のために色の変わった私の袖を。あの雄島の漁夫の袖でさえ、ひどくぬれはしましたが色は変わりませんでした。
源平の戦が終わって平安時代から鎌倉時代に移り変わった後、年月が経っても貴族社会の復権を強く望む、後鳥羽院の憂鬱な思いを詠んだ歌。
金柑ソルベとノンアルコールスパークリングや、金柑とチェリーのガーニッシュで、以前の輝かしい貴族社会への思いをイメージ。
「百人一首カクテル」~時代の移ろい~
2019年1月4日(金)~3月31日(日)17:00~23:00
琵琶湖ホテル2階「バー ベルラーゴ」
¥1,400-から(消費税・サービス料込)
お問合せ: 077-524-1225(琵琶湖ホテル レストラン予約/9:00~20:00)